20th CENTURY LIMITED その3

みなさん、こんにちは。

今日はようやくNゲージの20th CENTURY LIMITEDの

お話になります。

さて、まずは客車なのですが、私の記憶では先駆者的存在として

Con-Corが牽引機関車付きでこの特急の6両くらいのセットを

販売していたことがあるように思います。 これはかなり以前の製品

で、たま~に国際オークションでみかけたような気がしますが、

もしかすると私の記憶違いかもしれません。 ですので入手はかなり

困難で殆ど不可能に近いです。ただ、古いCon-Corの製品で

ありますので、仕上がり具合に関しましては私自身はおすすめ

いたしません(Con-Cor関係者の皆様すみません)。

私のお薦めは、CCS(セントレイリア・カーショップス:Centralia Car Shops)

の製品です。 結論から言いますと、大変残念なのですが、

こちらもただいま入手は困難なのですが、その仕上がり具合

に関しましては私が太鼓判を押します(^^b

この特急は歴史が長く、その時代時代で多種多様な形式の

客車が使用されたわけですが、その中でCCSでは黄金期の

ものが再現されています。

種類は全部で8種類製品化され、私自身はこの中の3種を

入手済みですが、残りの入手はおそらく再販時期に間に合わない

と消極的にかんがえております(^^; 具体的には、

荷物車(Baggage Car)、郵便車(Railway Post Office Car)、

寝台車4種、食堂車(Diner Car)、展望車(Observation Car)の

8種です。

この特急は以前にお話しましたように全客車が個室寝台の

セレブ寝台特急で、この4種の寝台客車(Sleeper)も贅沢に

できています。 一番スタンダードな「13 Double Bedroom Sleeper」車

はいわゆる日本でもお馴染みの固定ベッド付き個室です。

ロードナンバーが4種類ありカウンティーシリーズ(Dutchess County,

Monroe County, Lucas County, Onondaga County)と呼ばれます。

「18 Room Roomette」車は一車両に18室のルーメットがあります。

ルーメットというのは、平常時はフリースペースの洗面所付き個室

なのですが、壁に収納式のベッドが備え付けられており、必要時に

寝室に早変わりします。やはりロードナンバーが4種ありこちらは

シティーシリーズ(City of PEORIA, City of POUGHKEEPSIE,

City of SOUTH BEND, City of SYRACUSE)です。

「10-5 Sleeper」車は、10室のルーメットと5室の固定ベッド個室が

混在した車両です。ロードナンバーはカスケードシリーズです

(Cascade Whisper, Cascade Stream, Cascade Run, Cascade Water)。

そして、一番豪華仕様が「4-4-2 Sleeper」車で、

プライベートスペース室(compartment)と

応接室(drawing room)と寝室(double bedroom)の

3種が装備されたいわゆるスイートルームの個室車両です。

ロードナンバーはやはりインペリアルシリーズでImperial Chamber,

Imperial Jewel, Imperial Mountain, Imperial Sceptre の4種です。

前回、この特急の通常編成は13両であるという話をしましたが、

その内訳は、郵便車、荷物車、ラウンジカー、18roomette×2両、

4-4-2×3両、食堂車×2両、10-5×2両、展望車となります。

なので、おそらく時代による違いなのかもしれませんが、

CCSからはラウンジカーが製品化されていません。

資料によると、13両というのはあくまでも基本編成であり、

需要によって16両、17両に増加することは日常茶飯事

であったようです。

あれあれ、今回も牽引車両の話になる前に長文と

なってしまいました。 では、そのお話はまた次回ということで

お許し願います(>_<)

それではみなさま、次回までさようなら(^0^)/