20th CENTURY LIMITED その2

さてさて、今回は前回のお約束通り

20th CENTURY LIMITEDの鉄道模型事情

に関する話題です。

実は自分はNゲージ専門でHOゲージのこと

はよく知らないのですが、父親がHOゲージの

ファンなのでちょこちょことは話を聞く機会が

あります。

で、少し前にまさにこの特急の話題になったのでした。

話によるとかつて(年代は不明です)日本製でこの特急が

製品化されたことがあったそうです。私の記憶に間違いが

なければ、「カツミ」と「天賞堂」の共同制作プロジェクトであった

というような話でした(間違っていたらごめんなさい)。

内容は客車と牽引機でしたが、客車に関しては何種が実際に

製品化されたのか不明です。が、少なくとも牽引機に関しては

ドレフュスタイプの4-6-4ハドソンと4-8-4ナイアガラは発売されて

実際に父親が所有していたとのことでした。

父親から何度も聞かされた話は、

「ハドソンは非力だったから、動輪が空転して10両以上の客車は

牽引しきれなかったよ。 ところがナイアガラはそれを十分牽引

できたんだよ。」と。

ご存じのように、以前は殆どのHO車両はブラス(真鍮)製

でしたので一両一両が非常に重かったわけです。それに加えて

当時の技術で作成されたモーターは現在の高性能モーターと

比較するとかなりトルクが小さかったのでしょう。

ちなみに、黄金期の20th CENTURY LIMITEDの標準基本編成

は13両と言われています。 もちろん、現実にはその時その時の

状況に応じて車両編成は変化するのでしょうが、なんと父親は

20両近い編成を作っていたのでした(^^;;

そりゃ~、そんなヘビーな編成ではハドソンくんには文字通り

重荷過ぎたわけです。

実は現実の当時の状況も全く同じだったのです。つまり、

4-6-2のパシフィック型が各鉄道会社で主流であった時代、

アメリカの経済発展に伴って編成を成す貨車数、客車数が

劇的に増加しだすと、パシフィックでは牽引が困難になる

事態となったのです。そこで、4-6-4ハドソン型の登場と

なったわけですが、時代の流れは非情で、このハドソンも

さらにパワフルな4-8-4ノーザン型へと移行してゆくのでした。

あらら、肝心のNゲージの話にたどり着く前に話が長くなって

しまいました。 申し訳ないですが、Nゲージの20th CENTURY

LIMITEDのお話は次回ということで。

それではみなさま、次回までさようなら(^0^)/