前回のお知らせでは、今回の話題は
サザンパシフィック鉄道のデイライト特急
についてということだったのですが、
申し訳ありません。 急遽、みなさまにお話
させていただきたいことがあり、予定を
変更いたします。
実は最近、Nゲージのブラス(真鍮)モデル
について興味がわき調べていたところ、
自分にとりましては新しい事実をたくさん発見
することとなりました。 そして、皆様に陳謝
しなければならない事実も判明いたしました(>_<)
以前にこのブログにて
「Nゲージではかつてニューヨークセントラル鉄道の
4-6-4ハドソン・ドレフュス型は発売されたことがない・・・」
ということを書いたことがあります。 そうです、自分の
好きな20th CENTURY LIMITEDを牽引していた
花形蒸気機関車です。
実は、かつてNゲージでもブラスモデルで製品化されたことが
あったのです。 ついでにCon-Corさんでも
プラスチックボディで発売されていたこともわかりました。
この場をお借りいたしまして謝罪させていただきます。
そのNゲージのブラス製品なのですが、一時は
韓国のサムホンサ(三弘社、Samhongsa)がその
精巧な造りで全米を席巻しました。 調べによりますと、
サムホンサは1970年創業の会社なのですが、
残念なことに2004年、鉄道模型部門(他部門は存続)を
解散し、ブラスモデル(Nゲージ以外も)の生産を中止しました。
当時、アメリカでサムホンサ製ブラスモデルを
扱っていた会社は、
「Key-Imports」を筆頭に「Hallmark Models」や
「Oriental Limited」などがありました。 むしろ
ブランドとしてはサムホンサよりも「Key-Imports」
の方が有名だったことでしょう。
調べれば調べるほど、サムホンサ製Nゲージモデルが
主に米国で非常に多種、販売されたことがわかりました。
ご存知の方も多くいらっしゃったことでしょう。 勉強不足で
お恥ずかしい限りです。
自分が興味をもったのはやはり蒸気機関車です。
現在、プラスティック製品では、自分の好きなノーザン型
4-8-4はネームバリューの割に非常に数が少ないです。
非情に有名なノーザン型は、ユニオンパシフィックのFEFや
以前にもお話したニューヨークセントラルのナイアガラ、
サンタフェのノーザンズ4-8-4、サザンパシフィックのGS4
などがありますが、ケンズタウンで扱えているのはGS4のみ
なのです。 サンタフェのノーザンズ4-8-4はバックマン社から
発売されたことがありケンズタウンでも5両ほど在庫して
おりますが、成型精度、ディテールが荒く、走行性能も
曲線路でのトラブルが多く報告されているので、
販売を見合わせております。
ところが、かつてはこれら4機種ともに精巧なブラス製品が
存在していたのです。 これ以外にも、よく蒸気機関車の
「最大論議」でビッグボーイと比較されるC&O鉄道の
2-6-6-6アラゲイニー(Allegheny)や、ペンシルバニア鉄道の
Duplex4-4-6-4なども製品としてありました。
ケンズタウンはアメリカ型Nゲージのお店です。
従いまして、もちろん性能、品質が優秀であれば
ブラス製品も扱いたいと思います。
そこで気になるのが走行性能です。もちろん
そのディテールの仕上がりも肉眼で見てみたいです。
そこで・・・。
実は、かつて販売されたサムホンサ製品を一点
注文してみました。もちろん現行製品はあり得ませんから
かつての在庫新品です。 機種は、パシフィック型4-6-2
の「K-4s」です! 「K-4s」といえば泣く子も黙る?
ペンシルバニア鉄道の超有名蒸気機関車。
ペンシルバニア鉄道がディーゼル化される前、そして
その後も、戦前、戦中、戦後を通して最も活躍した
蒸気機関車として有名です。 ペンシルバニア鉄道の
フラッグシップ特急である「BROADWAY LIMITED」の
牽引機としてはもちろんのこと、他の列車の牽引機
としてもなくてはならない存在でした。
この製品が無事に手元に届きましたら、ディテールや
走行性能の点検を入念に行い、高品質であれば
是非ともケンズタウンでの販売を考えております。
そしてブラス第二弾、第三弾・・・と機種の拡大
ができればとても嬉しいです。
それではみなさん、次回までさようなら(^0^)/