製品の色、鉄道の色、色いろいろ。

 

本日もケンズレールロードに

お越しいただきありがとうござ

います。

 

今までにもちょこちょことお話

をさせてもらっていますが、自分

は音楽鑑賞やオーディオも趣味

としております。 特にオーディ

オは学生時代から好きで、鉄道

模型についで長いですね。

 

「おじちゃんの学生時代

ゆーたらバブルのとき

ゆーことやね (^_^) 」

 

そうそう、でもバブル全盛は

会社に入ってからだから、

厳密にはバブルなりかけ期

かな ・笑・

 

当時はオーディオ業界も盛り上

がっていまして、10以上のメー

カーさんが毎年のように各種新

製品を発売するという現在では

とても考えられない状況でした。

80年代半ば頃のバブル真っ只

中の製品については、性能を含

め使用されている素材や技術な

ど、評価は様々です。

 

「えーっ?

バブル期のはお金にこだわら

へんぜいたくな製品ばっかりて

聞いたけどなー」

 

たしかにそういう側面も本当だった

ろうし、現在に比べれば高い材料や

高価な技術がある程度量産効果で

安くできたという話もよく聞くね。

 

その一方で、長持ちするような気

配りがなされない設計であるとか、

宣伝効果が高い技術が優先され

たとか、ちょっとネガティブな評価

もされることがあります。

 

自分はといえば、性能もそうです

が、実はそのデザインにも興味

がありました。 時期にもよります

がメーカーごとに独特の色があっ

たからです。

ここから、当時のプリメインアンプ

6種をご覧ください。

音声ボリューム、カセットデッキや

CDデッキなどからの入力切り替え、

スピーカー切り替え、音質調整など

どのアンプも機能は殆んど同一に

もかかわらず、これだけデザイン

による印象が異なります。

ケンウッド プリメインアンプ

ケンウッド(KENWOOD)のプリメインアンプデザイン。

みなさんは、これら6種のうちどの

デザインに好感をもたれるでしょう

か。 ちょっとお好みを考えながら

見ていただくと嬉しいです。

 

プリメインアンプ以外の製品につ

いてもそうですが、グレードが変

わってもデザインの基調は共通で、

それが踏襲されながら何年もモデ

ルチェンジが継続された時期でも

ありました。

北米鉄道で言えば、E9まで継続

されたEMDのEユニット系列など

がそうでしたね。

サンスイ プリメインアンプ

サンスイ(SANSUI)のプリメインアンプデザイン。

「おもしろいんは、人によって

もしかしたらその人の性格で、

好きなデザインとか、 メー

カーのすききらいがあったこ

とやなー (^-^) 」

 

ヤマハ プリメインアンプ

ヤマハ(YAMAHA)のプリメインアンプデザイン。

そうなんだよね、デザインに個性

があるからこそ好き嫌いが分かれ

るんだと思うよ。 なんとなくみん

ながもっているそれぞれのメーカー

さんへのイメージとかね (^^

オンキョー プリメインアンプ

オンキョー(ONKYO)のプリメインアンプデザイン。

80年代特有の雰囲気があるデ

ザインは、80年代初頭から始ま

り、それまでのデザインとは異な

っていました。 また、90年代に

入り景気に激震が走った頃から、

踏襲されていたデザインが一新

されるケースが多かったように

思います。

パイオニア プリメインアンプ

パイオニア(PIONEER)のプリメインアンプデザイン。

これらの写真は、バブル時代に限

らず過去に発売されたオーディオ

製品を数多く網羅する「オーディオ

の足跡」というサイトから転載させ

ていただきました。 この資料性の

高い素敵なサイトを運営されてい

る方のご厚意でお許しをいただい

ております。

マランツ アンプ

マランツ(MARANTZ)のプリメインアンプデザイン。

「おじちゃん、おじちゃん、

なんや今日はオーディオの

はなしだけかいな (-_-) 」

 

ごめんごめん/(^_^;)

実はね、特にアンプのデザインを

出してきたのには訳があるんだよ。

ほら、鉄道模型でも似たような機

能をもったものを使ってないかな?

アンプの音量ボリュームみたいに

速度を調節するあれだよ (^^

そう! パワーパックさ d(^_^)

 

アナログタイプのものは機能も

さほど多くないので当てはまら

ないかもしれませんが、考えた

のはデジタルコントローラーです。

現在、北米で主流のデジタル

コントローラーは、ハンディタイプ

も含めおおよそデザイン的には

共通しているように感じます。

スロットルがあって、方向転換

つまみがあって、パワーボタンを

はじめモード選択キーやテンキー

がディスプレー下に並んでいま

すよね。

今までご覧に入れたようなオーデ

ィオ用アンプのデザインを取り入

れてみたら楽しいのでは?

と率直に思った次第です。

 

「あー、なるほどやなー。

そんで、メーカーさんによって

色がでたらたのしいかもなー」

 

材質にもよるけれど、ちょっと

高級感も出たりしてね (^o^)

操作が楽しくなるようなデザイ

ンやタッチのボタン類やボリュ

ームをもつコントローラーが

あってもまた選択肢が広がって

いいと思うんだけどね。

 

今回は往年のオーディオアンプ

についてご紹介しましたが、これ

らの製品に限らず色、つまりは

個性でしょうか、これが定着する

ということはとても貴重なことで

あると思います。

絵画や文学、音楽などの芸術など

様々な分野で、その特徴から一瞬

で作者やメーカーがわかることは

本当に素晴らしいことですし大きな

憧れでもあります。

 

かつて、どんな研究者になりたい

かを問われたときに、「研究や仕

事の進め方からすぐに自分であ

ることをわかってもらえる研究者・・・」

と答えたことがありました。

 

「ちょっとなにゆーてるか

わからへんかも・・・ 笑」

 

ワッハッハッー(^0^)

それはサンドさんのリアクション

だねー(^^

 

さて、みなさん、今日ご紹介した

6種のアンプデザインの中で

お好きなものはありましたでしょ

うか。

実は、私の独断と偏見でこれらの

イメージを北米鉄道のイメージに

重ねてみました。 ピックアップし

たのは以下の6種の鉄道です。

UP(ユニオンパシフィック)、

NYC(ニューヨークセントラル)、

PRR(ペンシルバニア)、SF(サン

タフェ)、SP(サザンパシフィック)、

C&O(チェサピーク&オハイオ)。

ここからはあくまでも私の感性で

結び付けてみましたが、不思議

なことに私の中では悩むことが

ありませんでした。

みなさんなら、どんな風に結び

つくでしょうか。

 

マニアのハートをくすぐるような

エッセンスと技術にもうるさい、ちょっ

と敬遠されがちな堅さをもちつつも、

しっかりとメジャーなイメージを確立

しているのはNYCで、ケンウッド

(KENWOOD)アンプのイメージ

でしょうか(^^

 

明らかに大人の落ち着いた余裕

の雰囲気をもちながら、人知れず

努力を絶やさない一本筋の通った

ブレない頑固さを感じるPRR、

きっとそれはサンスイ(SANSUI)

アンプのイメージかもしれません(^^

 

同じ性能であっても、そのデザイン性

や色使いのセンスで負けたくない気概

を感じさせ外観へのこだわりだけかと

思いきや、実は汗臭く泥にまみれた地

味な仕事を黙々と力強く実現させ続ける

重厚な土台をもつSF。

それはハイセンスを纏った先端技術を

誇るようなヤマハ(YAMAHA)アンプに

通ずるのかも(^^

 

やらねばならないことは殆んど全て

をやり遂げてゆく、質実剛健を貫き

ながらもそのオールラウンドかつ手抜

かりなくそつのない仕事を苦労感なく

ちょっと優雅に着々とやってみせる

あなどれない秀才、それはUP。

そんな感触は、気が付けばトップラン

ナーな姿のオンキョー(ONKYO)

アンプかな (^^

 

剛の中に秀逸、華麗な柔をあわせ

もつが故、さりげなく温かみのある

明るい親しみ感が表ににじみだす

ことで不動の人気を獲得している

イメージのSP。

それは、他にはない信頼のおける

身近さを感じさせるパイオニア(PI

ONEER)アンプと重なるかもしれ

ません (^^

 

他をうならせるほどの堅い積み上げ

に裏打ちされた磐石の志は、万人受

けせずとも知れば知るほど格調の高

さと堅実で崇高な思いと進化が見えて

くるC&O。 一心に探求するマランツ

のイメージにもそんな姿が重なるよう

に思います (^^

 

さて、いかがだったでしょうか。

なんとなく好感触なデザインとみな

さんの気質にはもしかすると共通点

があるのかもしれませんね (^-^)

今回は私の独断感性でお話をしま

したが、みなさんの感性をこんな

風に紐解くのも楽しいかと思います。

 

「感性はひとそれぞれで

それぞれが宝物やからねー(^-^)」

 

それでは皆様、

また次回までさようなら (^0^)/