本日もケンズレールロードへようこそ!
ご覧いただきましてありがとうございます。
先日、ケンズタウンの
お客様から
あるご依頼を受けました。
アメリカ型を運転するのに
お薦めの国産アナログ式
コントローラーを紹介して欲しい・・・
と。
実はなんとなく気になっていた
国産製品の今日日の動向です。
「おじちゃんは、国産の周辺設備とか、
もうウン十年調べてないやんねー (^^ 」
そうなんだよー、
だからパワーパックを
ほんのちょっとだけ調べて
みました。
昨今のものは
ゲージによらず、
いろいろと付加機能が
進化しているということは
知っていたのですが、
実際に使用したことは
ありませんでした。
実は、
アメリカ型にとっては
この付加機能が
曲者です。
「なんで曲者なん?」
最近のアメリカ型機関車はね
蒸気にしてもディーゼルにしても
デジタル仕様で発売される機種が
多くなったんだよ。
ただ、北米でデジタル化が
急速に進化し始めると、
アナログファンが
声を挙げたんだよ。
「サウンド以外の
複雑なしくみはいらないから
新製品をデジタル仕様のみに
変えてゆくのはやめてくれ!」
ってね。
「で、どうなったん?」
メーカーさんたちは
「デュアルモードDCC」
というしくみで、その声に
応えたんだよ。
つまり、アナログコントローラー
でもサウンド付で
(サウンド非搭載のDCCもあります)
楽しめるデジタル車!
ってことなんだよ。
ただここで重要なことは
これらの車両は
あくまでもデジタル仕様
であること。
つまり、アナログパワー
を入力されたときに
直流成分以外に
デジタル信号と間違えるような
直流らしからぬ
入力が混じっていたり、
スムーズなモーターの
低速回転を実現する
パルス系などであったりすると
デュアルモードDCC回路が
誤動作する恐れが
あるということだよ。
国産コントローラー製品に
搭載されている付加機能に
よっては、
そういった誤動作が
起こる場合があるのだよ。
ただ、
同じデュアルモード搭載でも
信号処理の仕方や回路が
メーカーによってまちまち
であるため、
国産コントローラーを
使用したとき
誤動作が起こらないものと
起こるものが
市場に混在して
しまっているんだ。
さてさて、自分が勝手に
推測している
ことですが、
国産の速度の微調整
付加機能などは、
実はこのデュアルモードDCC
車両に搭載されている
アナログ対応機能と実は
同じようなことなのでは
ないのかと。
搭載されているのが、
コントローラー側か
車両側かというだけで。
もちろん中身は
違っているのでしょうけれど。
「おじちゃん、
多分そんなことは
国産雑誌で
ずっと前に誰かが
もうゆうてると思うわ 笑」
ははは、だよねー ・笑・
ま、いいや、ただそう思った
だけだから。
で、結論から言いますと
KATOさんの
「No.22-017
ハイパーDX」 は
ブロードウェイ社パラゴンシステム
(Nゲージでは現在Paragon2
ですが、この冬登場予定の
NゲージParagon3では
未確認です )
の運転限定では
適しているかなーと
今現在(2016年8月31日)は
思っています。
【ご注意事項】
ハイパーDXには
別装備のスイッチ類は
ありませんが、
加減速を滑らかにする
付加機能が標準装備
されており、
出力波形としては
いわゆる純粋な
連続直流電流では
ないと思います。
ですので、
他のメーカー製
デュアルモードDCCでは
サウンドが出なかったり
正常な走行をしないケースが
あります。
もちろん、この他にも
適している国産パワーパックは
あると思います(HOゲージ用など)。
自分の愛器(22-020)の
後継っぽいので
とりあえず一回目の
今回はこれをご紹介
いたします。
おすすめできる理由その1。
ブロードウェイ社の
デュアルモードDCC搭載機
(サウンド付)などの製品
でテストしました結果、
特に問題が出なかったことです。
アトラス社の
デュアルモードDCC搭載機で
サウンド無の製品では
問題が発生しませんでした。
ご注意事項としまして
現行アトラス社のサウンド付
(マスターシリーズゴールドラインなど)
はデジタル仕様限定製品と
なっていますので、
アナログコントローラーでの
運転はできません。
近々、
これと同型のアトラス製
サウンド付スウィッチャーを
発売する予定に
しておりますが、
これもやはり
デジタルコントローラー限定
の製品になります。
おすすめの理由その2。
可変最高出力電圧が
14.5ボルトで、
かつ同時使用できる
2系統(メイン&サブ)装備
であること。
「おじちゃん、愛器で
2系統気に入ってるしなー(^^ 」
そうそう、何かと重宝することが
今まであったからね。
愛器の最高出力可変電圧は
12ボルト。
これでも過去に
古いアメリカ型アナログ機で
十分なスピードが出ないことが
ありました。
HO用でもまあまあ使用できる
14ボルト越えならまず安心です。
フィーダー出力のコネクターは
縦についていて
下から差し込みます。
ACアダプターからの
入力端子は
裏面にあります。
以下、ACアダプターの
入力仕様です。
100V~240V
50/60Hz 0.8A
個人的にはこのACアダプター、
本体に格納できるような
仕様にしてもらえると
嬉しかったです。
床などにごろごろされると
何かと邪魔なのですよー。
本体内部は
最小限の電子部品のみで
スペースは十二分にあると
思われるので(^^
「時々つまづいたり
してるもんなー、
おじいやからねー 笑」
そうそう、これの改善も
一種のバリアフリー化
だと思うのですが・・・ ハハハー。
さて、今までの製品同様
アクセサリー用ボタン型出力が
右側面にあります。
自分で所有している
ブロードウェイ社製の
サウンド付給水塔や
ウッドランドシーニックス社製の
LED照明用電源
(ハブJP5701につなぐ電源)
としても
問題なく機能しました。
そんなこんなで、
ケンズタウンの評価チームに
久々の新人なのです。
これを記念しまして
全員で集合写真を
撮りました。
歓迎会はまだ
予定しておりません・笑・
「え、えらい年代もんが
入ってるやん、おじちゃん」
昔のコントローラーは割に
高出力で純粋直流だからね d(^^
でも古すぎるNo.191では
正常に動かなかったよ・笑・
それではみなさま、
また次回までさようなら(^0^)/
※ハイパーDXは特に現在
品薄とは聞いていませんので
量販店、ネットショップ等で
通常入手が可能であると
思います(実価格はまちまちです)。
ケンズタウンにてお取り寄せも
いたしますが、
KATOデイーラ―ではないため
お高くなってしまうと思います。
ご希望の方は
お知らせいただければ
お見積りと納期を
お知らせいたします。
【ご注意】
ブロードウェイ社製以外の
デュアルモードDCC搭載車両では
不具合(破損する場合もあるかもしれません)
が出る可能性が
あることをご承知おきください。