ひょんなことから4灯化。

本日もご訪問いただきまして

ありがとうございます。

 

今日はちょっとした光物工作の

お話です。

前々回、

ウッドランドシーニックス社の

LED照明内蔵モデルの

紹介をさせて

いただきました。

実は、

初回の仕入れでは、

もう一種類、計3種を

発注していました。

納品され検品してみると

ちょっとした損傷箇所が

見つかったのです。

それは、「DEPOT」という

小さな駅舎の商品で、

外観がとても気にいったので

思わず仕入れた品物でした。

線路側から見て右端の燈火が損傷していました。

お気に入りだったのですが線路側から見て右端の燈火が若干損傷していました。 屋根は簡単に取外せます。

写真のように

折れてしまっていたわけではなく

支柱根基に微妙な亀裂が

入っていて少し支柱が

傾斜していたのです。

ショックでしたが、

はたとあることを

思いつきました。

初期状態では

駅舎建物内部の

照明1灯のみが組み込まれて

います。

設置場所は、切符売りの

駅員さんのちょうど頭上あたりです。

で・・・、

そうだ、いっそのこと

損傷部分の燈火を

点灯仕様にしよう!

と。

同社では、各種LED燈火自体も

製品ラインナップにあった

からです。

 

照明を通常点灯させるには、

別売りの「ハブ(HUB)JP5701」が

必要になりますが、

1つのハブに4系統の

入力が装備されています。

ちょうどいいので切りがいいので

駅舎を全部で4灯化することに

しました。

では、あとの2灯はというと・・・。

 

駅舎の正面側(階段がある方)

の右端に

出入り口用の扉があり

その左上にちょっとした

門燈のような

ライトがあります。

もちろん初期状態では

非点灯の造作になっています。

ここを改造の3灯目としました。

 

そして、よく見てみますと

正面の左端の階段を

上がってすぐ右手に

これからの旅のための

靴磨き屋さんコーナーが

あるではありませんか。

駅舎の壁沿いに

お客さんが座る大きな椅子が

設置されています。

靴がよく見えるように

椅子の真上に

ライトを新設しようと

考えました。

ここが4灯目に決定です。

 

さて、ではどんなライトに

交換するのかです。

まず、損傷部分の代替にはこれ!

しゃれたブロンズの街燈タイプです。

最初についているものより

外観がシャープでいて

温かみのある風合いが

気に入りました。

商品名、JP6539「ARCHED CAST IRON」。 ブロンズ色のしゃれた街燈です。

商品名、JP6539「ARCHED CAST IRON」。 ブロンズ色のしゃれた街燈です。

1ケースに3本入っていて、

軸付の根元から

赤黒のエナメル線が

出ています。

エナメル線を

付属の両端コネクター付

リード線に一旦つないだ後

ハブに差し込む仕様です。

街燈からのリード線に

直接コネクターを付けないのは、

設置するときに

コネクターが

差込用の穴を貫通できなく

なるからです。

また、発光部までの

赤黒エナメル線は支柱の

内部を通してあるわけではなく

ご覧のように

外を這わせて塗装で

塗装でうまく目立たなく

処理されています。

 

次に靴磨き屋さん用と

出入り口用ですが、

それぞれ、「グースネック」タイプと

「エントリー」タイプを選びました。

「GOOSNECK」という名前のJP5658と、「ENTERY」という名前のJP5659。

注)写真の配置ミスで対角線どうしが対応商品です。 「GOOSENECK」という名前のJP5658と、「ENTRY」という名前のJP5659。

 

これらもそれぞれ3つ入りです。

同様にハブ接続用コネクターリードが

一箱に一つ付属しています。

燈火3つに一つしか入っていないのは、

プッシュ式赤黒コネクターに

複数組みのエナメル線を並列に

接続しても問題ないということ

なのでしょう(個別の制御は

できなくなりますが)。

 

それではまず

損傷していた燈火の加工からです。

穴径を気にしながら差込用の穴を開けます。

穴径を気にしながら差込用の穴を開けます。

残っている燈火根本の部分を

床に傷をつけないよう

ニッパーなどで

慎重に切り取ります。

その後、

キリなどで穴を形成し直します。

床裏から開け始めた方が無難だと

思います。

自分は、後々の再改造を考え

接着剤固定を

したくなかったので

差込だけでしっかり直立するよう

穴径に注意しながら

調整しました。

ここで一つ気を付けた方が良いことは、

赤黒エナメル線が

差込軸部の外側にあるので

穴との摩擦でエナメルが

剥がれない様、ねじらず

慎重に差し込むことです。

エナメルが剥がれてしまうと

ショートの原因になりますので。

で、完成するとご覧の通り。

シャープなラインが雰囲気を引き締めますが、ブロンズ色で味わいが損なわれません。

シャープなラインが雰囲気を引き締めますが、ブロンズ色で味わいが損なわれません。

いい感じでしょ? (^-^)

 

さて次は、

出入り口のライトです。

ドリル径は適当に選びましたが、0.4ミリ前後だと思います。

ドリル径は適当に選びましたが、0.4ミリ前後だと思います。

継ぎ目の塗装時のことを考え、

元のライトのベースをある程度

残して切り取りました。

新設ライト支持部の

エナメル線位置を確認し

残したベースの下部に

穴を開けます。

駅舎内部の床にも

目立たない直下に

穴を開けエナメル線を

床下へ出すようにします。

壁裏の穴位置では

通したエナメル線ごと

穴を埋めるように

軽く接着剤で固定する程度に

してあります。

 

最後は靴磨き・・・・。

左上の屋根に干渉しない様位置決めをして取り付けます。

左上の屋根に干渉しない様位置決めをして取り付けます。

グースネック型ライトが

少し大振りなため

お客さんの頭が

熱くなりそうな位置ですが、

左横の屋根より高い位置に

すると少し外観に違和感を

感じたのと、

壁裏加工が面倒になるため

この位置に決定。

 

さて、

取り付け後の3灯を見てくださいな。

ディーゼルを添えてみました。 B&MのE7です。

キャブディーゼルを入線させてみました。 B&MのE7です。

なんとなく

このデポーには茶色い機体が

いいなと思い

ボストン&メインのE7が

顔を覗かせます。

 

そして、夜になりました・・・。

たくさん光って大満足です(^0^)

たくさん光って大満足です(^0^)      1/40  F16  ISO[Hi0.7]  82mm  ※ご覧になっている画面の照度調整で風合いが変化します。

いかがでしょうか? (^_^)

この風景、

自分はなんとなく夏を感じ、

各ライトの周りに

虫が飛び回ってるように

見えてきます・笑・

 

点灯させたときのハブ接続状態が

こちらです。

一番右が電源用リードです。

一番右が電源用リード線です。 ショートさせてあるのはデジタル制御用端子。その隣が元から内蔵されている駅舎室内照明用のリード線です。

4灯それぞれ独立に

ボリュームで照度制御できるため

非常に便利です。

 

さてさて、皆さんも

思い思いの使い方と

イメージで

ライトのある風景を

楽しんでみては

いかがでしょうか。

 

今回は、

改造心?を掻き立てる

素敵なLED商品の

ご紹介でした。

 

それではみなさま、

また次回までさようなら(^0^)/