今日もケンズレールローにお越し
いただき本当にありがとうございます。
少し間が空いてしまいましたね(^-^;
「おじちゃん、すぐ夏バテするからと
ちゃうの? (^^ 」
いやいや、それは全面的に
否定できないけれど、
執筆活動というものは、
時間があればできる、
というものではないからね・笑・
「執筆活動てなんやプロ気取り
の勘違いオヤジやでー、それ 笑」
だよねー(^^
ま 、それはさておき、
アメリカの鉄道模型業界では
特にHOゲージ、Nゲージを中心に
車両へのサウンドボード搭載が
常識化してきました。
当初は、サウンドが聴けるのは
デジタルコントローラーのみの
特権でしたが、数年前からは
ご存じデュアルモードDCC対応が
標準化しつつあり、
アナログコントローラーでも
リアルサウンドが
楽しめるようになっています。
デジタル化当初は
何かアナログファンが置き去りに
されたような雰囲気も
ありましたが、
「サウンド以外DCC機能は不必要」
というアナログファンの
声が見事にメーカーや業界に
届いた結果でしょう。
先日、ブロードウェイ・インポーツ社
のサウンド搭載型の
給水塔を新発売しました。
今や、サウンド搭載は
車輛に限りません。
この製品も、デジタル、アナログの
両刀使いではありますが、
いわゆる通常の
「デュアルモードDCC」とは
少し異なります。
それは、この製品が
アドレスが割り当てられて
個別操作できるものでは
ないからです。
「ほな、アドレスの選択とかの
操作はいらんゆうこと?」
そうそう。
ただつないで付属のボタンを
押すだけ。
(出力端子が
コネクター化されている場合は
コネクター付属のリード線を
加工する必要が
あります)
接続方法と操作方法は、
商品説明に詳しく
書いたつもりなので、
読んでみてください。
わからないことが
あったら何でも聞いて
ください。
もうすぐ新発売される
予定の、サウンド搭載の
家畜運搬貨車
(牛や豚・・・のサウンドが
楽しめるようです)
も恐らくアドレス指定なしの
製品だと踏んでいます。
サウンド搭載車両が
一般化している中で
自分が今感じている
ちょっとしたご注意事項を
お知らせしたいと
思います。
題名にも書きましたが、
サウンドが途切れたり
走行が突然停止したり
する問題です。
この原因は恐らく2種類
あって、一つは回路を含む
車両自体の不具合の問題、
そしてもう一つは
集電環境の問題です。
多くのメーカーの多種を
扱っていますと
ある共通の注意点が
わかってきます。
もちろん既にご存じの
方も多いことでしょう。
それは、
「デジタル車はアナログ車に
比較して、集電不足に
弱い」
ということです。
現象としては、
走行途中で突然サウンドが
途切れ、同時に停止、照明消灯
となります。 一旦ストップすると
続きからの復旧はできず、
また最初から動作となります。
ところが、その部分の
レールのクリーニングをせっせと
したり、レールがその部分で
凹状に少しでもたわんでいないか、
ジョイント接続状態、急峻すぎる
曲率などを確認修正することで
解決することが多くあります。
つまり、集電環境を
アナログ車よりも厳しく管理
した方がよさそうです。
理屈はおそらくデジタルの
性格そのものから
きているのでしょう。
アナログなら、
たとえ瞬間的に
モーターへの電力が
途絶えても
モーターの回転子が
慣性回転を終えて停止する
前に電力が復活することで
外見からは
停電に気づかないかも
しれません。
ところが、デジタル車では
たとえ停電が瞬間的でも
致命傷になりえます。
モーターやサウンドボード、
照明への電力は
デジタル信号で制御されて
いるので、
一瞬の停電でも
その瞬間の信号は欠落
するでしょう。 で、受信側は
命令内容が理解不能となり
エラーをおこし停止。
「おじちゃん、それ
ほんまにほんまの話なん?」
うっ、痛いところをついてくるねー笑
おじちゃんの推測です、はははー。
「えーーー、
変なことゆうてたら
専門家の人から怒られるでー笑」
例えばSDカードやUSBメモリー
また、CDとかDVDとかの
デジタル信号でもね、当然
振動や、接触環境、
ディスク、ヘッドレンズの
汚れ(CD、DVD・・・)で
信号の読み間違いや
欠落は茶飯事なんだよ。
けれど、それは最初から想定
されていて、デジタル信号の
変調技術や補間技術なんかで
補っているんだよ。
でも、もちろんそれにも限界は
あるから、品質検査として
「エラーレート
(信号読み取りミス頻度のようなもの)」
なる項目を規格内に
おさめることは
読み取りエラー、
音飛び、画像飛び回避には
とっても重要なんだよ。
で、話を戻しますと、
昨今の車両搭載用
デジタル処理回路にも
恐らくこの手のエラー補正技術は
搭載されていると
思いますが、
レールの汚れ、車輪の汚れ、
レールのセッティング状態による
集電不足の程度が
恐らく補正限界を
超える状況が
わりとあるということ
ではないかと推測しています。
特にアメリカ型では
車軸数の多い車両も
少なからずありますので、
曲率が300ミリ以下の
曲線や、ジョイントの接触状態、
ジョイント部等での凸凹突起環境、
レールの汚れには
十分ご注意いただきたいと
思います。
「でも、なんか
車両の問題か、
集電の問題か、
見分ける方法てないの?」
集電環境の悪さが原因なら
何度試しても同じ場所で
停止するはずなんだよ。
車両の問題なら、
場所に関係なくランダムに
停止が発生すると思うよ。
日本の場合のお座敷運転
なんかでは、線路を繋いだり
ばらしたり、下が畳だったりと
集電環境には非常にシビア
ですのでどうか確認を
お願いいたします。
で、ご存じの通り
このような通電環境問題を
緩和してくれる味方が
「ナノカーボン」です。
ナノオーダーサイズ
(1ミクロンの千分の一サイズ)の
小さなカーボンが
接触部の凹部を埋めることで
接触面積が増大し、
通電環境を改善すると
言われています。
液状タイプやペーストタイプ
など、各種メーカーから
各種価格で販売されています。
鉄道模型専用の商品も
ありますので、
ご興味のあるかたは
調べてみてくださいね。
「ちょっと高いけど、
なかなか効果が高い
場面もあるみたいやね」
適不適はありそうなので、
そのあたりをご承知の上
ご検討くださいませ。
それではみなさま、
また次回までさようなら(^0^)/
「熱中症にはきーつけて
くださいねー、みなさん!」