「オリジナル?」デザイン。

ご存じの通り、次期東京オリンピックの

ロゴデザインが残念ながらまたまた白紙?

となったようですね。

盗作か盗作でないかは別として

画像検索ですぐに似た風合いの

デザインが出てくることは

たしかに決していい感じのするものでは

ないような気もします。

少なくとも当事者国にとっては

またとないかもしれない

世界的な貴重なビッグイベントですものね。

 

当ケンズタウンのロゴマーク、

実は開店以前に家族で

ああだこうだ悩んだ挙句

ほぼ皆のデザイン案をどこかしらに

投入したのが第一次デザインでした。

実は現在みなさんがご覧になっている

デザインは第二次デザインなのです。

 

第一次デザインにはバックの「N」という

グレーの文字と四角い囲み線がありませんでした。

開店当初にいろいろとウェブ検索中、

Oゲージでお馴染みのライオネルさんが

かつて使用しておられたマーク類を

発見したのですが、これがこの

第一次デザインに似ているということを

突如認識いたしました。

もちろん、デザイン完成後に

似たデザインがないかの検証など

しようはずもないからです。

 

下のデザインの真ん中が第一次デザインでした。

両側がライオネルさんのもの。

ライオネルさんのロゴデザインとケンズタウンの第一次デザイン。

ライオネルさんのロゴデザインとケンズタウンの第一次デザイン。

色合いはともかくデザイン的には

両方を足せば誰だって真ん中になる、

と言われても仕方ありません。

そこですぐにライオネル社に

連絡し経緯を説明させていただきました。

けれども、残念ながら使用許諾を

いただくことはできませんでした。

「あー、また一から考え直しだー」

と落胆しているとライオネルさんから

仏(ほとけ)の一言・・・。

「Nという文字と、デザイン全体を枠で

囲んだら使ってもいいよ」と。

棚からぼたもち・・・、いや違いますね(^^;

地獄で仏でしょうか、大袈裟ですが・・・/(^o^)

早速それらをなんとか自分なりに

組み込んで提出したところ、

無事に許諾されたのでした、ホッ・・・。

めでたし、めでたし。

 

実はこの話、当時使用していた

某SNSで一連の経緯を公開したので

てっきりここでももうお話したと

勘違いしていました。 いや、

どこかでやっぱりお話していましたら

ご勘弁くださいませ。 何分、

じじいは記憶が不確かでして・・・。

 

そんなわけで一難がなんとか去った

わけでしたが、同一テーマでデザインを

考えると自分のような素人は

どうしてもありきたりのデザインベースが

頭に浮かんでしまいます。

お分かりの通り、蒸気機関車が

好きだったためフロント正面図が

ベースとなり煙突とカウキャッチャー、

センターに丸型に文字類。

けれどもこれだけではなんとなく

サイドが寂しく感じたので

最初はバロムワン(わかりますか?(^^ )

の耳のような羽のようなデザインを

足してみましたが、曲線デザインでは

二度と同じものが書けないような気もして

直線で表現したのでした。

けれどもマークの両側に羽根のような

デザインをつけること自体かなり

凡庸で、かつ、アメリカでは

鷹?か鷲?でしたっけ、

ネイティブの流れか、

このようなデザインが縁起的に

良好という文化があるのです。

 

このような経験を自らしていますので、

確かにオリジナルデザインというものの

難しさは理解できるつもりです。

世の中には見かけ上連絡の取りようのない

全く異なる場所でありながら

全く同一のものが同時期に現れる

シンクロニシティ(共時性)という現象も

ありますものね。

あっ、けれどもケンズタウンが永遠に

Nゲージ製品しか扱わない・・・、

ということは保証の限りではございませんので

宜しくお願いいたします<(_ _)>

 

それでは皆様、また次回までさようなら(^0^)/