フードタイプディーゼルのBユニットたち。

いわゆる(ドライブ)キャブタイプの

ディーゼル機関車には必ずと言って

いいほど、キャブ(運転室)のない

キャブレスユニット(Bユニット、ブースター)

が製造されているようです。

実機の写真や模型でもキャブレスを

何両も従えた編成をよく見かけます。

キャブレスユニットの存在意義は

少なくとも当初、Aユニットに比較して

同パワーで価格が安かったことに

あったようですが、ディーゼル機関車の

主流がキャブタイプからフードタイプに

移行するにつれてキャブレスユニットは

あまり製造されなくなったようです。

 

確かに、特に模型界ではフードタイプの

ブースター付重連や3重連はそう頻繁には

みかけません。 では、実際のところ

フード型キャブレスにはどんな機種が

あるのでしょうか。

 

フードタイプBユニット各種。 写真は全てオーバーランド・モデルズ(OMI)のブラス製HOゲージです。

フードタイプBユニット各種。
写真は全てオーバーランド・モデルズ(OMI)のブラス製HOゲージです。

 

実はやはりフードタイプのキャブレスは

かなり実機でも少ないようで、EMDの

GP7B、GP9B、GP30Bなどの

GPシリーズ(B-B台車)やSD24B、

SD40-2B、SD45-2B(C-C台車)

くらいしか簡単なネット検索では

出てきませんでした。

一番大柄なのはDD35Bで、これは

ブースターの王様と言えるかもしれません。

 

Bユニットを好んだ鉄道会社として

有名なのがサンタフェ(ATSF,BNSF)です。

北米で製造された殆どのBユニットは

EMDなどのメーカー生産品でしたが、

上の写真のSD45-2B

(SD45ダッシュツービー)だけは

サンタフェが所有する90両前後の

SD45ー2のうち数両だけを自らリビルトして

製造した貴重な機種です。

 

模型界でのフード型Bユニットは

その殆どがHOゲージですが、

Nゲージでも少し以前に

「フォックスバレー・モデルズ」が

GP60B(ATSF)を販売しました。

以前はOMI(Ajin製)のNゲージ

ブラスモデルで少量製品化されて

いましたが、恐らく製造コストや

需要の問題なのでしょう、最近

OMIはNゲージの新製品を

発売していません。

 

これはかなり個人的な感覚なの

かもしれませんが、フード型ブースター付

の重連や3重連を見ると、いわゆる

「しぶいーっ!!」

ってな感じで興奮してしまいます。

他の鉄道模型ファンの方々は

いったいどんなことでわくわくと

興奮するのでしょうか? とっても

興味があります(^o^)

 

 

それでは皆様、また次回までさようなら(^0^)/