本日もケンズ鉄道にご乗車いただき
ありがとうございます。
さて、みなさん、現在のような円柱を
寝かせたような外観のタンクカーが発
明される前は、液体がどのようにして
鉄道運搬されていたかご存じですか?
「うーん、なんか小さい木の入れもんに
つめて、それをぎょーさん運んでた?」
そう、木製の樽にいれて、それをボック
スカーにたくさん詰め込んでたそうだよ。
しかし、1866年、もっと効率的な新
たな液体運搬方法が特許化されま
した。

上の写真のように、身長より高い大き
な木製の桶を作ってフラットカーに乗
せて運んだのでした。
「わー、めっちゃ原始的やー (^^ 」
なんか、醸造所の木桶みたいだね。
でも、現代のようなタンクカーが発明
されるまでは、これが一番効率の良
い運搬方法だったようだよ。 (^^
そんな心が和むような旧き良き時代
のタンクカーをバックマン社が製品化
しています。

現在までに、ウェスタン&アトランティ
ック(Western&Atlantic)、セントラ
ルパシフィック(Central Pacific)、ユ
ニオンパシフィック(Union Pacific)な
どのロードネームが製品化済みで、
このほど、これらにグレートノーザン
(Great Northern)、ロックアイランド
(Rock Island)が新たに加わりま
した。

グレートノーザン(#15555)。
「作り話みたいなはこび方やけど、
そんなじだいがほんまにあったん
やねー (^-^) 」
大きな桶が3つのっかってるけれど、
一度にどれくらいの水を運べると
思う?
「えーっ、むかしのことやから
1000リットルくらいかなー・・・」
気になるからね、おじちゃんがかって
に試算してみたよ。
Nゲージのこの桶1つに目分量で
最低でも1ミリリットル(1cc)入ると
仮定しました。
「桶が3つやから、
1両で3ミリリットル運べるな。」
そう、それを実物の体積に換算す
ると(Nゲージの縮尺160の3乗
を3ミリリットルにかけます)、なんと
だいたい12,280リットルになっ
たよ \(^o^)/
「わー、ばかにできひん量やねー (^o^) 」
これを、ガロン換算すると約3,200
ガロンになるから、現代のシングルド
ーム型3,000ガロン級タンクカーくら
いにはなるんだよね (^-^)
「1つのおけで1000ガロンやー!」
こんなことも考えながら、4-4-0アメ
リカンやオールドタイムモーガル2-6-0
なんかで牽引させて当時を再現し
てみると一層楽しくなりますよね (^_^)
「なるなるーーー (^o^)/ 」
今日は、原始的ながら意外なほど
大量に水を運べるオールドタイムウ
ォータータンクカーのご紹介でした。
新製品も含めたこれら5種は近日
ケンズタウンにて販売させていただき
ます。
それではみなさま、
また次回までさようなら (^0^)/