マレー型の名機、N&W Y6b 2-8-8-2 がNゲージでも製品化へ

 

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただき

ありがとうございます。

 

先週の4月1日に、ブロードウェイリミ

ティッド社よりNゲージのY6b製品化

の発表がありました。

 

「いよいよNゲージでも

 登場なんやねっ! (^^ 」

 

HOゲージではセカンドリリースもあっ

たくらいだから、なかなかの人気商品

なんだろうね。 (^-^)

 

ケンズタウンでは本日、早速ご予約

の受付を始めさせていただきました。

メーカー発表では、今年の10月に

発売予定だそうです。

1910年のY1クラスの製造からN&W鉄道がひたすら改良を続け、約40年でたどり着いた
最終型がY6bです。 複合圧縮方式であるマレー型の効率の良さを生かしながら車重をビッ
グボーイの約80%に抑えたことで、パワーウェイトレシオではビッグボーイやアラゲイニー(C&O
H-8)を凌駕し、アティキュレート型で最も成功した蒸気機関車とも言われる名機です。  

「なんかさいきん、ブロードウェイさん

新せいひんがおおいやんねー (^^ 」

 

うん、メーカーさんが元気なことは、

とってもいいことだと思うよ。

特にNゲージ製品の種類が増える

ことは大歓迎だよね (^o^)/

 

Nゲージの2-8-8-2と言えば、かつて

ウォルサーズ社がヘリティッジシリーズで

製品化していたことを思い起こされる

方も多いかと思います。

 

「めちゃスムーズにはしる名品やったね!」

 

そう、サウンドなしのアナログ車から

始まって、サウンド付きのデジタル車

も追加されたり、4期にわたって発

売された人気商品だったね。

 

ノーフォーク&ウェスタンの機番が、

#2011、#2019、#2024など

であったことや、他にユニオンパシフィ

ック、サンタフェ(ATSF)、ペンシルベ

ニア、ヴァージニアンのロードネームも

加わっていたことから、このウォルサ

ーズ製は、2-8-8-2の中のY3クラス

であったことがわかります。

ウォルサーズ社がPROTO2000ブランドでヘリティッジ蒸気機関車シリーズとして製品化していたマ
レー型Y3(a)クラス2-8-8-2。 低圧蒸気用の巨大なフロントシリンダーとフロントデッキ周りに漂う
1910年代の古風かつ迫力のデザインは、その30年後になるY6bにも踏襲されることになります。
戦時中には、N&Wが所有した80両のY3(a)クラスから、ユニオンパシフィック、サンタフェ、ペンシ
ルベニア、ヴァージニアンへその一部が援助売却されたことでも有名です。              

「ふーん。

 ほな、Y3とY6bはどこがちゃうの?」

 

大きな違いといえばドライバー(動輪)

の直径が57インチ(1448mm)から

58インチ(1473mm)に上がってい

るくらいで、前後のシリンダー径とか外

観はあまり変わっていないんだよ。

でもね、Y3が製造され始めたのが

1919年で、Y6bは1948年。

約30年で性能面では当然、大き

く進化しているんだよ。

 

例えば燃焼室の底面積でいいますと、

22%も拡大され、ボイラープレッシャー

が240psiから300psiへと25%も

増大しています。

その結果、牽引力として9%以上の

改善を達成しているのです。

 

「ビッグボーイより力もちなん?」

 

いやいや、さすがにビッグボーイや

H-8アラゲイニーのパワーにはかなわ

ないけれど、重量がそれらの約80%

しかないから、パワーウェイトレシオで

はY6bの方が断然上なんだよ。

 

さらに、Y6bはマレー式の「効率」も

追求されているので、実用面では

ビッグボーイに引けを取らない性能

を発揮し、名だたるハイパワー機を

抑えて、アティキュレート型の中で

最も成功した蒸気機関車とも言わ

れています。 

 

このように、話題に事欠かない名機

が、嬉しくも再びNゲージに登場予

定です。

現時点ではなんとか年内にお届け

できる予定です。

どうぞお早めにご予約くださいませ。

 

今日はブロードウェイリミティッド社が

Nゲージでの製品化を発表したマレ

ー型の雄、Y6bのご紹介でした。

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/