線路を走るアリゲーター、ALCO RSD-15

 

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただき

ありがとうございます。

 

先頃、ブロードウェイリミティッド社より

Nゲージの新製品発表があり、昨日

ケンズタウンでご予約の受付を始めさ

せていただきました。

その製品とは、ALCOのRSD-15

です。

発売予定時期は今年2022年の

8月~9月と発表されています。

かつてブロードウェイリミティッド社がパラゴン3を搭載したHOゲージモデルで製品化した経験のある          
アルコ(ALCO)製RSD-15が最新パラゴン4を引っさげてNゲージで戻ってきました(写真はHO          
  ゲージのブックエンドスキーム(ブルー&イエロー)ATSFモデルです)。                            
               

「あっ、これはアリゲーターやん! (^^ 」

 

さすが、よく知ってるねー(^^

他のディーゼルには見られないこの非常

に長いノーズのスペシャルな外観から、

「アリゲーター(ワニ)」のニックネームを持

っている有名なディーゼル機関車だね。

ボンネットバスの魅力にも似た、何でしょ

うかなぜか強く惹きつけられる風体です。

 

ちょっと性能に触れておきますと、1956

年から4年間製造された機体には、

アルコ製251B型4サイクルV型16気筒

エンジンが搭載されており、当時としては

最強級の2400馬力を発生しました。

非対称の車軸スペーシングをもつ台車

が特徴で、合計6つのトラクションモーター

を装備しており、低速から大きな牽引力

を発揮することから、貨物列車用途には

もちろん、旅客列車用やスウィッチング用

など非常に高い汎用性が評価されまし

た。 

「”なんでも屋”てゆう人もいるねー (^o^)」

牽引機の使い分けをしにくい小さな鉄

道にとっては、何にでも使える機関車は

とってもありがたい存在だったと思うよ。

【余談】-------------

「なんでも屋」のことを英語では「ジャック・

オブ・オール・トレーズ(Jack of All Trades)」

と表現することがあります。 ジャック、つ

まりトランプでいう「11」は、そう弱いわけで

はないけれど特別強いわけでもない、どん

な状況でも使いまわせるそれなりのカードと

いうことに由来したおもしろい表現で、まさに

RSD-15に対してもそう評されました。

実は誉め言葉ではなく、「なんでもできる

けど、それぞれは大したことないよね・・・」的

にちょっと悪口のように使用されます。

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「ほかにはどんな鉄道がもってたん?」 

RSD-15には、「アリゲーター」のニックネームを持つロー(低)フロントフードタイプの他に、
ハイ(高)フード仕様もあり、各鉄道は必要に応じて選択購入ができました。        

一番のお客さんはサンタフェ鉄道だった

んだけれど、他にペンシルベニア鉄道、

DM&IR鉄道(ドゥルース・ミサビ&

アイアンレンジ)、サザンパシフィック鉄

道、SSWコットンベルト鉄道(セント

ルイス・サウスウェスタン)も少数だけど

保有していたんだって。

 

今回のNゲージでの製品化では、こ

れらのロードネームの他に、以下の

6種も予定されています。

B&LE機はDM&IRから、またペンセントラル機はペンシルベニア鉄道から受け継がれた
機体です。 C&O、およびCPはRSD-15を保有していませんでしたが、外観が近似し
 たRSD-7、RSD-17をもっていたことからRSD-15の機体にペイントのみ追加し   
ラインナップされています。                                    

 

「なんでも屋やからなんでも

 引かせたなるわー (^o^)/ 」

 

うん、うん。

是非、みなさんのレイアウトでも

なんでも屋として配備していただき

たいです! (^_^)

 

今日は、アリゲーターことRSD-15

のご紹介をさせていただきました。

来月4月10日までご予約を承って

おりますので、どうぞよろしくお願いい

たします。

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/