「カリフォルニア・ゼファーその2」に移る前に
ちょっと休憩のハーフタイムをとらせてください。
先日、自分がとっても大切に思っている友人から
ある動画を紹介してもらいました。
この友人は、名古屋を拠点に活躍してらっしゃる
プロのジャズピアニストさんで、鍵盤ハーモニカ奏者
でもあります。 自分と同年代の方ならきっと「ピアニカ」
と言った方が通りがいいかもしれない鍵盤ハーモニカ
です。 もちろん、実際の演奏で使ってらっしゃるのは
プロ奏者用の仕様ですので、いわゆるピアニカとは
別物なのかもしれませんね(^^;
で、その動画です。
自分が忘れかけていた原点を思い出させてくれたのです。
自己紹介にも書かせてもらったかもしれませんが、小学生時代に、
初めて国鉄103系総武線色(カナリアイエロー3両編成)を父親に
買ってもらったのが自分の鉄道模型歴元年です。
見て嬉しい、走らせて楽しくて嬉しい、とにかく、こう、とても言葉では
言い表しようのない幸福な時間でした。 もちろん、走らせながら
この男の子と全く同様に、駅構内アナウンスを口ずさんでいました。
当時、自分は滋賀県の東海道線沿い(現在は「びわこ線」?)に
住んでいたので、アナウンスにはその近辺の駅名が登場して
いました。 日頃から車内で聞いていた線路のギャップ音や鉄橋
での通過音も口真似していたような気がします。
当時は駅の発着メロディー等はなかったので、ひたすら
アナウンスでした。 自分も保育園時1年間だけ
「ヤマハの音楽教室」に通った経験があったので、
駅のメロディもピアノで真似したかもしれません。
でも、この男の子は素晴らしくとっても上手ですね。
自分ならきっと片手演奏だったことでしょう(^_^;)
走らせながらメロディーでより雰囲気を出したい
という感性がとっても素敵です!
鉄道模型に限らず、趣味はやはり理屈抜きで
心から楽しめるものがいいですね(^^ 妙な目的なしで、
他の人や周囲に迷惑をかけず、心から楽しむことさえ
できるのであれば、もろもろの知識やルールなど関係
ありません(安全には十分注意してください)。
アメリカの鉄道で言えば、別にニューヨークに
サンタフェ鉄道が乗り入れていても、 蒸気機関車が
「アセラ(Acela)」を牽引していても全く問題ない
どころかお薦めしたいくらいです。 それが、
少なくとも自分の考える「原点」です。
知識に拘束されている「心」は楽しさを
妨害するように感じます。 自分はついつい
楽しくて知識を得ようとしますが、この
ポイントにはいつも注意していたいです。
心が様々な理由で疲れてしまうこの時代です。
本来の自分(身体ではなく心)を見失わない
ためにも、自分は自分の原点の想いを
ずっとずっと忘れないでいたいです。
身体を動かしているのが脳であることは
間違いのない事実ですが、その脳に
動き方や目的などの意思を伝えて
本当の意味で我々を動かし、自分らしさを
表現しているのは「心」なのですからね(^_-)