6月15日が父の日ということで、只今ケンズタウン
では、「父の日スペシャルセール」を開催しております。
ケンズタウンURL:http://www.kens-town.jp/
せっかくの機会ですので、今日は自分の父親の
思い出を今、思い出しつつ書いてみたいと思います。
自分の父は80はもう超えていますが、おかげさまで
まだ元気にしております。
けれども22歳で離れた実家は、ここから400キロ以上
離れているので、もうたまにしか会うことができません。
父は子供の頃から兄たちを通して鉄道模型に親しんで
いたようですが、いつから自分でやり始めたのかは
よくわかりません。 一番に思い出すのが、
父が使っていた工作机です。 外観は昭和初期の
物書きが使うような質素な木製の古風なものでした。
けれども引き出しには多数多種の工具類が詰め込まれ、
天板の端には万力や手動式のグラインダーなどが取り
付けられていました。 見たこともない不思議な工具たち
を見たり触ったりするのが好きでしたが、なぜかその
使い方を父から教わった記憶はありません。 一度
座ると殆ど一日中缶詰だったような気がしますが、
そんなときはちょっと近付きがたい緊張感が漂って
いました。
父はHOゲージ専門ですが、当初はNゲージが日本には
まだ存在していなかったかもしれません。 けれども父は
誰のためでしょうか、トミーがその後発売し始めた
「ナインスケール」シリーズをいくつか所有していました。
幼少の自分のために走らせてくれたのが、確かグレーと
柔らかい薄ピンクに2色塗装されたB型電気機関車でした。
子供に壊されると困るので、何かあっても痛手の少ない
子供用簡易型として所有していたようです。
自分がもう少し大きくなると、レールを複線で敷き、二つの
コントローラーで別々に列車を運転したりしたことも
記憶に残っています。 反対方向に走らせてすれ違う時
の何とも言えない快感や、同方向に走らせて微妙に
抜きあう時の快感を思い出します。
いつ頃でしょうか、もう少し時間が経った頃、新しいメーカーが
ゲージは忘れましたが大きなサイズの「ライブスチーム」という
商品を発売し始めました。 第一号はB型蒸気で、半組み立て済み
ですが、アルコールを燃料に実際に水を沸騰させて蒸気で
ピストンを動かすしくみです。 どうも、どこかにコツが必要だった
ようで、一緒に何度か試験走行をしましたが、
うまく動いた光景の記憶が実はありません(^^; 結局、あれは
ちゃんとうごいたのでしょうか、今度聞いてみようと思います。
こうして思い出そうとすると、何十年も眠っていた記憶が
断片的ですがたくさんよみがえってきます。
その後自分はNゲージを購入し始めるのですが、
何分にも高価であったため何度となく父がこっそり
援助してくれたのをよく覚えています。
鉄道模型関係の話以外にはたいした会話も
なかったような父子関係でしたが、そう考えてみると
Nゲージに関してはそこが父の狙いであったのかも
しれません。 今自分にも思春期の息子がいますが、
やはり共通の話題というものはコミュニケイションの基本
であることを痛感します。
今月、できれば父のために帰省しようと考えています。
パソコンが大嫌いなのでこのブログを見ることはない
ですが、鉄道模型の昔話でもしてみようかと思います。
そんな機会は、この先もう何度あるかわからないですものね(>_<)
それではみなさま、また次回までさようなら(^0^)/