大雪(>_<)

今日は、鉄道や鉄道模型とは関係がないのですが、

先般の大雪について少々書かせてください。

先週14日から一日以上降り続いた雪は、

隣町の軽井沢で観測史上最高となる100センチ

超えを記録しました。 しかし、実際の積雪は

風による影響で場所により150センチを超えて

いました。

皆さんは、長野県と言えばスキー場もある雪国で、

その程度の雪には慣れてるのでは? と思われる

かもしれませんね。 しかし、長野県でも東信と

呼ばれるこの付近は雪が少ない地方なのです。

意外に思われるかもしれませんが、例年ですと、

ひとふゆに雪が積もるのは数回、積雪量は大抵

20センチ以下です。

そんな地区に100センチを超える雪が積もると…。

道路は立往生する車であふれ、完全に機能麻痺

状態となりました。 もちろん、在来線、新幹線

ともに鉄道は運休。  道路の除雪態勢はある程度

整っているのですが、それは50センチ程度以下の

積雪に対応したもので100センチを超えたときに

起こる事態は想定されていませんでした。

道路上で動けなくなった多数の車に阻まれて

除雪車がまったく機能できなかったのです。

これにより、県外からの物流は完全停止。

翌日には、スーパーやコンビニエンスストアから

食料が消えました。

幸いこの地区では、水道、電気などのライフライン

と通信網は無事だったのでそれほど深刻な事態

とはなりませんでしたが、食料がないということで

かなり不安な日々をおくりました。

何より物流が停止したので、ケンズタウンの

商品発送も不可能となり、各所にご迷惑を

おかけすることになってしまいました。

今回の大雪での問題は、恐らく、復旧に時間が

かかったということでしょう。 結局物流が

ほぼ回復し、食料が店頭に復活したのは

降雪終了から7日目の22日土曜日です。

それほど今回の大雪の積雪量は過去に

例を見ない異常なものだったのです。

やはり物流の回復は東京寄りの群馬県

側から始まりました。ケンズタウンの商品を

車に乗せて開通直後の高速道路で1時間、

群馬県高崎市の宅配業者さんまで運び

ました。 高速道路でも、除雪された多量の雪が

一車線を塞いでる状況で各所で一車線通行

となっていました。 例年ですと、高速道路で

見られる雪も、群馬県との県境にある碓氷峠

を超えるとすっかり消えるのですが、今回は

高速道路の雪が高崎市までずっとありました。

自宅のカーポートの耐雪能力は約50センチです。

倒壊を恐れて車をカーポートから出しておきましたが

幸い自宅のカーポートは倒壊せずに済みました。

しかし、近所ではカーポートの倒壊が相次ぎました。

自宅前の道路にも例年ですとすぐに除雪車が

入るのですが、今回除雪車が入ったのは積雪から

5日目でした。

今回の大雪での復旧遅延に関して、自治体等の

不手際を非難することは簡単でしょうが、

実際に今回の状況をこの目で見て体験

していると、正直なところその手の非難を

する心境にはなれません。 むしろ、後手に

まわったとは言え、各所で除雪作業をして

くださっている方々への感謝の気持ちで

胸がいっぱいになるのは私だけでしょうか。

 

それでは皆様、また次回までさようなら。