メサビかミッサブかミサービか。

 

 

本日もケンズレールロードへ

お越しいただきありがとうござ

います。

 

先日、ケンズタウンのトップペ

ージで、北米鉄道の路線の調

べ方について少しお知らせが

てら書かせていただきました。

 

「はいはい、mapて入れて

画像検索するやつやね (^^ 」

 

アルファベットで入力する鉄道

会社名以外のワードは「map」

でも「route map」でも良さそう

だね。 試しにこれをカタカナの

「マップ」とか「ルートマップ」で

検索してみるとやっぱり殆んど

路線図が出てこないようだね。

 

北米の鉄道会社名には、路線

内の主だった地名や州名が使

用されていることも多いですね。

サンタフェ鉄道、シカゴ・バーリ

ントン&クインシー鉄道、ボルチ

モア&オハイオ鉄道など他にも

多数ありますね。

 

「わりかしよー知ってる地名

はええねんけどなー 」

 

そうそう、北米にはネイティブ(

先住民族)の人々が使ってい

た地名が数多くあるから、読み

方がわからない場合がよくあ

るよね。

 

例えば、「Spokane Portland&

Seattle」鉄道の場合、「ポート

ランド」と「シアトル」はいいとして

「Spokane」は読み方が今ひと

つわかりにくいですね。

(Spokaneは「太陽の子供たち」

という意味を持つそうです)

通常検索や地図検索をしてみる

と「スポケーン・ポートランド&

シアトル」というカタカナ表記が

されています。

 

「現地の人もスポケーンて

ゆーてるの? 」

 

そこなんだよ、難しいのは。

 

現地での呼称を調べるとき、

自分は発音を教えてくれる動画

検索をします。 知りたい地名

をアルファベットで入れた後に

「pronounce」とか「pronunci

ation」と入力すると実際の発音

を聞ける動画が出てきます。

「pronounce」と「pronunciation」

はそれぞれ「発音する」、「発音」

という意味の英単語です。

このようにして「Spokane」を調

べてみますと「スポケーン」よりは

「スポカーン」に近いと思います。

ネイティブの方々の本当の発音

がどちらに近いのかは定かでは

ありませんが、少なくともアメリカ

人には「スポカーン」の方が通り

がいいのかも知れませんね。

 

「ぼくはどっちでもべつに

こまらへんけどなー (^-^) 」

 

それもそーだよね ・笑・

 

ではもう一つ。 例の「Duluth

Missabe&Iron Range」は

どうでしょう。 自分の見た地図

には「ダルース・ミッサブ&アイ

アンレンジ」とありました。

「アイアンレ(イ)ンジ(鉱山域)」

はともかく、動画検索では

「duluth」が「ドゥルース」、「miss

abe」が「ミサービ」と自分には

聞こえました。 「ダルース」も

「ドゥルース」もさほどの違いが

ないのかもしれませんが、

「ミッサブ」と「ミサービ」はかなり

違いますね。 他には「メサビ」

などのカタカナ表記もありました。

こうなってくると、もはや現地に

出向いて実際に聞いてみるしか

本来の発音を知る手立ては

ないのかもしれません。

ちなみに、動画は動画でも、

単語の発音動画ではなく、この

鉄道に関するドキュメンタリー

動画を見てみますと、少なくとも

ナレーターは「ミサービ」に近い

発音をしていました。

地名や人の名前などの固有名詞

は、できるだけ本来の聞こえ方で

覚えておきたいな、と私自身は

思っております。

 

「で、このメサビかミサービゆー

とこはいったいどこにあるん? 」

 

調べてごらん、ミネソタ州にある

みたいだよ (^^

 

「・・・ってどこや・・・ (^^; 」

 

せっかくなので「Duluth

Missabe&Iron Range」鉄道

(DM&IR)について少しだけ

調べてみましょう。

こんなとき、私はソロモンさんの

鉄道辞典を開きます。

北米鉄道辞典 ブライアン・ソロモン North American Rairoads Brian Solomon

ブライアン・ソロモン氏の北米鉄道辞典です。

最初に、これらの町の場所ですが、

ミネソタ州の北東部、スペリオル湖

の湖岸近辺です。

ダルース、メサビ ミサビ スペリオル湖 ミネソタ州 鉄道

ドゥルース(Duluth)とミサ(ー)ビ(Missabe)地域の位置。

DM&IR鉄道は、鉱山近辺に

あった「Duluth&Iron Range」

鉄道(D&IR)と「Duluth Missabe

&Northern」鉄道(DM&N)が

1930年代に合併してできました。

そもそも「Missabe」は、ネイティブ

の言葉で「ジャイアント」の意味を

もつ単語に由来すると辞典には

書いてあります。

湖の港まで、鉱山で採掘された

大量の鉄鉱石を輸送するのに、

鉄道はうってつけでした。

 

 

「そんであの怪力蒸気機関車が

ひっぱってたんやね!」

 

おー、それよそれ。

M3/M4イエローストーン

(2-8-8-4)だね。

 

DM&IRは、合計で18両の

イエローストーンをボルドウ

ィンから購入しました。

(M3が8両 #220~#227、

M4が10両 #228~#237)

名高い4種のイエローストーン

(Z-5、M3/M4、AC-9、

EM-1)の中で2番目に重く

力持ちであったそうです。

テンダーいっぱいに描かれた

ロゴを見せ付けながら、鉄鉱

石を山盛りに積載した鉄鉱石

専用運搬貨物車(オア・ジェ

ニーズ: Ore Jenniesと呼

ばれます)を牽引する姿は

勇壮です。

M3/M4の活躍があまりにも

素晴らしかったため、DM&IR

鉄道のディーゼル化がかなり

遅くなったとも言われています。

そんな功労者たちは、現在も

ダゥルース近郊やスペリオル湖

鉄道博物館に静態保存されて

います。

 

「めちゃかっこええ

イエローストーンみてたら

読み方とかどーでもよー

なってきたわ 笑」

 

うんうん、それでいい、いい! (^0^)

M3/M4は、HOゲージで定番

とも言える機種だけど、

運がよければNゲージでも見ら

れるかもね! (^_-)

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/