今の風。

今日もケンズレールロードをご覧いただき

本当にありがとうございます <(_ _)>

 

まだ梅雨明けしていない頃、

信号待ちでふと見た光景。

道沿いのお宅の庭から

道路に少し突き出ている

数本の細い枝。

ところどころに

綺麗な緑色の葉が。

心地よく吹いている風を受けて

美しいほどしなやかに

体を揺らすのです。

ときに大きく、ときに小刻みに。

ぼーっとそれを見ている時に

ふと頭に浮かんだことがあります。

「そうだ、今起こっていることだけに

集中しよう・・・」

と。

 

とかく、過去の記憶に感情を

波立たせてしまう自分です(^^;

未来のことについても

過去ほどではないものの、

やはり必要以上に動揺する

傾向があります。

 

「おじちゃんは臆病やからね(^_^ 」

 

はははー、言ってくれるね ・笑・

うんうん、おじちゃんの心臓には

昔から毛根すらないのだよ(^^;

 

その光景がなんとも心地よく、

タイムリーだったので、

神様からのアドバイスかなー

と思ってしまうほどでした。

 

こじつけではないのですが、

その心境になにか

ぴったりとくる景色を

滞米時にニュージャージーで

見たことがあります。

海を挟んでマンハッタン全景を

見渡せる公園? 廃墟?

 

自由の女神のすぐわきにある

かつての移民管理局。

様々な思いでやってきた人々が

入国を認められた後に

乗り込んだ列車たちが

ここから全米各地に向けて

旅立ったのでしょう。

 

今も廃墟のように残る

多数の古びたホームと

地面に残された茶色いレール群。

訪れたときには

伸びた雑草たちが

風に身を任せる光景に

埋もれていました。

 

いえいえ、何も今の自分が

廃墟ライクだと言っている

のでは決してなく

むしろ

その時、その時代の

風に

何かを感じながら、

いや、ときに無心

(あまり時間を意識せず)に

前へ向かおうという

お話です。

 

マイペースかつ一生懸命、

顔を上げつつ

少しずつでも

歩めていればいいと・・・。

信ずるものを

見つめながら。

 

「20thセンチュリーリミティッド」だって

「アセラ」だって

どちらも最新鋭の

クールな特急なのです。

時間軸なんか取り払っちまえば

ちゃんと同時に

今の風を切り裂いて

疾走します。

同方向を微妙な速度差で

走っていれば

「アセラ」の窓から

「20th・・・」の車内を

どきどきしながら

覗くことだって

できるんです。

決して懐古趣味などでは

なく・・・。

 

あー、やっぱり

心も波でできているっぽいなー

と感じる今日この頃。

 

「今そよいでいる風に

ただ揺られている・・・」

 

そんなことが今の自分には

理想に思えた瞬間

だったのかもしれませんね。

 

それではみなさま、

また次回までさようなら(^0^)/

「わけわからんことを

書いてるおじちゃんを

ゆるしたってなー \(^o^)」