ディテールを極めたマイクロトレインズ社意欲作NSC「ティーボックス」

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただき

ありがとうございます。

 

一口にNゲージ車両と言いましても、

その作りはメーカーごと、或いは製品

ごとに大きく異なっています。

おもちゃではなく、スケールモデルと言

うからには、実物をいかにスケールダウ

ンするかが大きな命題になります。

 

「細かいところをぜんぶしょうりゃく

 したらおもちゃと変わらへんしなー」

 

特に外観については、各所のディテ

ールをいかにNゲージサイズで再現

するかがメーカーの腕の見せ所にな

るよね (^_^)

 

今日は、そのディテール再現で頂点

に立つレベルのボックスカーをご紹介

したいと思います。

それは、マイクロトレインズ社が熱意

をもって仕上げたNSC(National

Steel Car)のハイキューブボックスカー

です。 「TBOX」のリポーティングマ

ークから「ティーボックス」の愛称を持

つ500両以上が製造されたTTXの

車両です。

マイクロトレインズ社が2021年から発売している「ティーボックス」は、標準よりも車高の高い
ハイキューブ仕様のレールボックスロゴ付き60フィート長ダブルプラグドアボックスカーです。 

「これ、去年も一回はつばい

 されたんとちゃう? (^^ 」

 

そう、去年の秋に発売されたのは

TTXのニューロゴ仕様で3両セット

だったね (^^

今年発売されているのは初期ロゴ

仕様で単品での発売になっている

ね。

 

この車両の顔とも言うべきはブラック

に塗装された迫力のダブルプラグドア

かもしれません。

マイクロトレインズ社はここに手をか

けました。

上:実物車両のダブルプラグドア 左:3D設計図面 右:実製品の立体感溢れる造形

通常は一体成型で済ますプラグド

ア自体をわざわざ別パーツで作り、

さらに4本のドアロッドまで別付けと

して、その迫力の造形をリアルに再

現して見せました。

 

「ドアから浮いてるロッドが

 ちゃんとできてるや~ん!(^o^)/

 リアルな立体かんがめちゃ

 ええかんじやわー! 」

 

プラグドアボックスカーは他社からも

発売されているけれど、ドアロッドを

別パーツで仕上げたのはマイクロト

レインズ社が初めてで、もちろんNゲ

ージ初だね (^-^)

その他の注目ポイントは以下の4つ

になります。

A:下が透けて見えるエッチングメタル製のドリルド仕様のフットボード B:別付けパーツで再現された
連結面下部両端の3段ラダー C:今回初めて採用された36インチタイプのメタルホイール     
D:別付けパーツとして用意されているエアホース(黒色)とリフトバー(黄色)             

実物の薄板感を切れよく再現する

ために、今やマストアイテムともなって

いるエッチングパーツです。

連結面のラダーが別パーツで再現

されることはNゲージでは珍しいこと

です。

プラグドアにはもちろんのこと、各所

に省略されることなく施されているマ

イクロレタリングも見逃せないポイン

トですね。

また、昨年の製品では33インチタ

イプであったメタルホイールが今回、

100トン級台車にマッチする新作

の36インチタイプとなっていることは

特筆すべき点になります。

通常はプラスティック製ホイールが

標準仕様となる同社製貨物車の

中で、メタルホイールが標準装備と

なること自体極めて異例であり、

同社のこの製品に対する本物の

意欲を垣間見ることができます。

 

「たまにやけど、こういうレアな

 作りのせいひんはうれしいもん

 やねー (^^ 」

 

うんうん、

「自分たちはスケールモデルを作って

いるんだ」という誇りと、持ち続けてい

るメーカーの熱意と情熱を製品から

感じとれることはファンにとってはとて

も嬉しいことだと思うよ (^_^)

マイクロトレインズ社が情熱を注ぎ

こんで仕上げた、なかなか出会うこ

とのできないこの特別仕様の逸品

を是非皆様にもお試しいただけれ

ばと思います。

 

「ケンズタウンで発売中で~す! (^o^)/」

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/