本日もケンズ鉄道にご乗車いただき
ありがとうございます。
さて、先月のことになりますが、イン
ターネットで調べものをしているときに、
こんな画像が偶然目に入りました。

仕様、サウンド付デジタル仕様、サウンド付3レール仕様が発売予定です。
「ん?・・・ヨーロッパの鉄道??」
うん、ドイツのピコ社の製品でもあ
るし、外観からそう見えるかもしれ
ないね (^^
実はこの列車、カリフォルニア州を走る
「スプリンター(SPRINTER)」と呼ば
れるコミューターレールなのです。
この外観が魅力的に映り、興味が湧き
ましたので、今日はこのスプリンターに
ついてお話させていただきます。
「色のつかいかたとか、なんか
コースターに似てへん? (^^ 」
おっ、するどいねー (^-^)

ディーゼル気動車です。 2006年に12編成(ユニット)がNCTDに納入されました。
~ 画像はNCTDのYouTube動画より ~
このスプリンターを運行しているのは、
NCTD(North County Transit
District)と呼ばれる公共組織で、
コクタゴン2階建て客車でもお馴染
みのコースター(COASTER)も同
地区で運行させています。
近年、NCTDはスプリンターとコース
ターの運行サービスと車両管理をド
イツのボンバルディア社と提携して行
うことを決定しました。
車両の製造メーカーといい、提携先
といい、ヨーロッパの雰囲気が漂うのも
納得ですね (^^
「カリフォルニア州はわかったけど、
どのへんなん? 」
スプリンターはサンディエゴの北部を走
っているんだけど、地図を作ったから
見ながら説明するね。

までの35キロ(赤線で表示)を53分で繋いでおり、ライトレール(Light Rail)と呼ばれています。
「カリフォルニア州でもえらい南やね。」
そう、全米地図で見るとわかる通りサン
ディエゴはカリフォルニア州の最南端
に位置しているから、その南はもうすぐ
メキシコだね。
このサンディエゴからロサンゼルスに向
かって海沿いを北上するとオーシャン
サイドがあります。
ここから、内陸にあるエスコンディードに
向かう35キロ(地図中赤線で示した
路線)がスプリンターの走る路線です。
オーシャンサイドとエスコンディードを含
め駅数は全部で15個あり、全線の
所要時間は53分です。
「53分かー、近いんか遠いんか
よう感じがつかめへんわ 笑 」
そうだねー、時間的に言うと、西武新
宿線なら普通で新宿から所沢まで行
ける時間だよ (^^
「そのたとえ、もっとわからへんわー (>_<)」
じゃー、阪急京都線なら河原町から
普通で淡路くらいまで行ける時間。
「なるほど、わかる、わかる d(^o^) 」
2両1ユニットの小ぶりの車両だから、
53分ていうと割に遠くまで行く感じだ
ね (^^
サンディエゴは、だいたい大分県と同じ
緯度だから、車窓からはきっと温暖な
風景が楽しめると思うよ (^^
西終点のオーシャンサイドには大きな
乗り換えセンターがあり、南のサンディ
エゴ方面へはアムトラックサーフライ
ナー(Amtrak Pacific Surfliner)と
NCTDコースター(COASTER)が
接続しており、1時間ほどでサンディ
エゴに到着します。
また、ロサンゼルス方面へは、同じく
アムトラックサーフライナーとメトロリンク
(オレンジカウンティ線)が接続しており
2時間前後でロサンゼルスに到着する
利便性の高さです。
いかがでしょうか、少しスプリンターを身
近に感じていただけたでしょうか。
「日本にもある、2両へんせいで走る
単線の鉄道ゆーかんじやね。」
規模的には、この近所だとちょうどJR
小海線のイメージかなー。
車両の雰囲気は全然違うけどね (^^
スプリンターは「ライトレール(Light Rail)」
と呼ばれているから、日本語だと
「軽便鉄道」に近い意味になるかもね。
今日は、カリフォルニアを走るNCTDス
プリンターについてお話させていただきま
した。
どうしてドイツのピコ社がアメリカの鉄道
車両を発売するのかにつきましても、
納得していただけたと思います。
「製品はどんな音出すんかなー (^^ 」
うんうん、とっても興味が湧くね (^^
それではみなさま、
また次回までさようなら (^0^)/