NCTD スプリンター(SPRINTER)

 

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただき

ありがとうございます。

 

さて、先月のことになりますが、イン

ターネットで調べものをしているときに、

こんな画像が偶然目に入りました。

ピコ社がこの(2021年)夏から秋にかけて発売予定のHOスケール「SPRINTER」。 アナログ
仕様、サウンド付デジタル仕様、サウンド付3レール仕様が発売予定です。

「ん?・・・ヨーロッパの鉄道??」

 

うん、ドイツのピコ社の製品でもあ

るし、外観からそう見えるかもしれ

ないね (^^

  

実はこの列車、カリフォルニア州を走る

「スプリンター(SPRINTER)」と呼ば

れるコミューターレールなのです。

この外観が魅力的に映り、興味が湧き

ましたので、今日はこのスプリンターに

ついてお話させていただきます。

 

「色のつかいかたとか、なんか

コースターに似てへん? (^^ 」

 

おっ、するどいねー (^-^)

スプリンターの車両は、ドイツのシーメンス社製VT642 Desiro(デジロ)で2両を1ユニットする
ディーゼル気動車です。 2006年に12編成(ユニット)がNCTDに納入されました。 
~ 画像はNCTDのYouTube動画より ~

このスプリンターを運行しているのは、

NCTD(North County Transit

District)と呼ばれる公共組織で、

コクタゴン2階建て客車でもお馴染

みのコースター(COASTER)も同

地区で運行させています。

近年、NCTDはスプリンターとコース

ターの運行サービスと車両管理をド

イツのボンバルディア社と提携して行

うことを決定しました。

車両の製造メーカーといい、提携先

といい、ヨーロッパの雰囲気が漂うのも

納得ですね (^^

 

「カリフォルニア州はわかったけど、

どのへんなん? 」 

 

スプリンターはサンディエゴの北部を走

っているんだけど、地図を作ったから

見ながら説明するね。

スプリンターは、サンディエゴの北約60キロに位置するオーシャンサイドから内陸のエスコンディード
までの35キロ(赤線で表示)を53分で繋いでおり、ライトレール(Light Rail)と呼ばれています。

「カリフォルニア州でもえらい南やね。」

 

そう、全米地図で見るとわかる通りサン

ディエゴはカリフォルニア州の最南端

に位置しているから、その南はもうすぐ

メキシコだね。

 

このサンディエゴからロサンゼルスに向

かって海沿いを北上するとオーシャン

サイドがあります。

ここから、内陸にあるエスコンディードに

向かう35キロ(地図中赤線で示した

路線)がスプリンターの走る路線です。

オーシャンサイドとエスコンディードを含

め駅数は全部で15個あり、全線の

所要時間は53分です。

 

「53分かー、近いんか遠いんか

 よう感じがつかめへんわ 笑 」

 

そうだねー、時間的に言うと、西武新

宿線なら普通で新宿から所沢まで行

ける時間だよ (^^

 

「そのたとえ、もっとわからへんわー (>_<)」

 

じゃー、阪急京都線なら河原町から

普通で淡路くらいまで行ける時間。

 

「なるほど、わかる、わかる d(^o^) 」 

 

2両1ユニットの小ぶりの車両だから、

53分ていうと割に遠くまで行く感じだ

ね (^^ 

サンディエゴは、だいたい大分県と同じ

緯度だから、車窓からはきっと温暖な

風景が楽しめると思うよ (^^

 

西終点のオーシャンサイドには大きな

乗り換えセンターがあり、南のサンディ

エゴ方面へはアムトラックサーフライ

ナー(Amtrak Pacific Surfliner)と

NCTDコースター(COASTER)が

接続しており、1時間ほどでサンディ

エゴに到着します。

また、ロサンゼルス方面へは、同じく

アムトラックサーフライナーとメトロリンク

(オレンジカウンティ線)が接続しており

2時間前後でロサンゼルスに到着する

利便性の高さです。

 

いかがでしょうか、少しスプリンターを身

近に感じていただけたでしょうか。

 

「日本にもある、2両へんせいで走る

 単線の鉄道ゆーかんじやね。」

 

規模的には、この近所だとちょうどJR

小海線のイメージかなー。

車両の雰囲気は全然違うけどね (^^

スプリンターは「ライトレール(Light Rail)」

と呼ばれているから、日本語だと

「軽便鉄道」に近い意味になるかもね。

 

今日は、カリフォルニアを走るNCTDス

プリンターについてお話させていただきま

した。

どうしてドイツのピコ社がアメリカの鉄道

車両を発売するのかにつきましても、

納得していただけたと思います。

 

「製品はどんな音出すんかなー (^^ 」

 

うんうん、とっても興味が湧くね (^^

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/