モーガル・ハドソン算!?

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただきありがとう

ございます。

 

さて、問題です。

ある鉄道のヤードにモーガルとハドソンがそれ

ぞれ複数両待機しています。 

 

「うんうん、ほんで?」

 

モーガルとハドソンの数をたすと7両だそうです。

それぞれの車輪の数をたした総数は68輪だ

そうです。 

さて、このヤードにいるモーガルとハドソンはそれ

ぞれ何両ずつでしょうか?

 

「ん? んん? なんやどっかで

きいたことあるような・・・笑 」

 

ふふふ、直感がするどいねー ・笑・

でも、ちょっと考えてみてよ (^^

 

この問題、モーガルの数をX、ハドソンの数

をYとして連立方程式で解くことができます

が、ここでは方程式を使わずに解いてみま

しょう。

 

「うん、ぼくは小学生やしなっ (^^ 」

 

おじちゃんのころは、連立方程式は中学

校で習ったと思うんだけど、今はもしかして

小学校でも習うのかもしれないね (^^;

 

モーガル(2-6-0)1両の車輪の数は

先輪、動輪合わせて8輪です。 一方、

ハドソン(4-6-4)1両は、先輪、動

輪、従輪合わせて14輪になります。

 

「うんうん。」

 

もしね、7両全部がハドソンだったとしたら

車輪の総数はいくつになる?

 

「ハドソン1両が14りんやから、7倍して

98りん・・・、でおおてる?」

 

正解!(^^ 

でも、実際の車輪の総数は68輪だった

よね。

 

「ハドソン7両やと、実際よりおおすぎて

68が98になってしもたわけやね。」

 

そうなんだよ。

じゃー、今ね、7両のハドソンのうち、1両

だけモーガルに置き換えてごらん。

そのときの車輪の総数は98輪からいくつ

減りますか?

 

「ハドソンが14りんでモーガルが8りん

やから、1りょう置きかえたら6りんへる

なー。」

 

そう、その通り!

じゃー、2両置き換えたら?

 

「1りょうで6りんへるわけやから

2りょうやったら12りんちゃう?」

 

そう、7両のハドソンを1両ずつモーガル

に置き換えていくと、1両ごとに6輪ずつ

車輪の総数が減ってゆくんだよ。

じゃー、7両全部がハドソンのときの総数

98輪から何両モーガルに置き換えたら

実際の68輪になるかなー?

 

「えーっと、ちょっとまってや。

98りんと68りんのちがいは、30や。

1りょう置きかえたら6りんやさかい、

うん、30わる6で5りょうちゃうか! d(^o^)」

 

そう! その通り! (^o^)

だから、実際に待機しているモーガルの数

は5両で計算が合うことになるんだよ。

じゃー、ハドソンの数は?

 

「ぜんぶで7りょうやから、7から5ひいて

2りょうやね! 」

 

またまた大正解!

だから、問題の答はモーガル5両とハドソン

2両でした。

じゃー、車輪の総数が合ってるか確かめてみ

てよ。

 

「えーっと、モーガルが5りょうで40りん、

ハドソンが2りょうで28りん。

合わせたら68りんや!

おおてる、おおてる (^-^) 」

 

ね、連立方程式を使わなくても解けた

でしょ?

算数や数学は便利にできていて、一つ

の方法でわからなくても、他の方法で

解くことができたりするんだよー (^^

実はこれ、おじちゃんが中学で数学を習

った鹿取先生のお言葉ですっ! (^0^)

 

「おじちゃんがすきやった先生やねー(^^ 」

 

そう、毎年年賀状だしてるよー。 お返事

もいただいてます (^^

こうやって、わからない2つの数を連立方程

式じゃないこういう考え方で解く方法を、

「モーガル・ハドソン算」

って言うんだよ。

 

「うそやー!

つるかめ算やん! 笑」

 

はははー、ばれてたかー ・笑・

じゃー、問題です。

ユニオンパシフィックのヤードにビッグボーイ

とチャレンジャーが待機しています・・・。

 

「もーええわっ! 笑」

 

それではみなさま、また次回まで

さようなら (^0^)/