全米鉄道模型協会(NMRA)って?

前回のお話の中でDCC規格を統一した

NMRAですが、実は自分は今までさほど

気にしたことはありませんでした。

しかし、前回の記事をきっかけに臆病な

自分は少し不安な気持ちになりました。

「アメリカ製の鉄道模型を扱っている

店舗である以上、所在地が日本であっても

ここに登録が必要ではないのか?」とか

「実は、アメリカの鉄道模型メーカーも

ここのメンバー(会員)でない店舗は

信用せず軽視するのではないか?」

という不安です。

そこで、日頃取引をさせていただいている

某アメリカ鉄道模型メーカーの担当者に

直接聞いてみました。

「建前ではなく実際のところどうなのよ?」的な

質問をしてみました。

すると翌日、その会社の社長さんから直々に

お返事をいただきました。

内容を要約すると、

「NMRAはあらゆる鉄道模型ファンのなかで

その存在を進化発展させることにおいて

功績ある活動をすることができました。

最近は、自分はNMRAには所属していませんし、

恐らく多くのメーカーも所属していないと

思います・・・。」 とのことでした。

結論から言うと、別にケンズタウンが

NMRAに所属していなくてもメーカーサイド

からは何ら問題はないということでした。

いただいた文面を何度も読み返すと

なんとなく行間から感じられるニュアンス

があります。

・ 過去の功績は認めるが最近はそうでもない。

・ 主にユーザーサイドのための組織である。

・ 小売店舗の立場については現在はメーカーサイド

の自分(社長)がとやかく言うことではない。

などを感じたのでした。

もちろんこれは私の個人的解釈でありますので、

この社長さんが明記したことではありませんので

くれぐれも誤解されませんように。

一応、アメリカの鉄道模型メーカーのホームページを

一通り確認したのですが、確かに少なくともトップページに

NMRAのロゴや「NMRA」の文字は一切登場していません。

また、気になった小売店舗のホームページでも全く

見かけませんでした。  これらのことは、少なくとも

メーカーや小売店舗にとっては特にNMRAが

アピールすべき信頼の証ではないことや、また

それを強要するような圧力もかかっていないことを

物語っているように思います。 つまりはやはり

存在主旨が「ユーザーサイド主体」であるという

立場が強く感じられます。

 

以上は言ってみればアメリカ模型屋2年生の

自分の見解です。 この内容を公開後に

「その部分の解釈は間違っている・・・。」等の

全うなご意見をいただいた場合には、またここで

紹介させていただきますね。

 

それでは皆様、また次回までさようなら(^0^)/