スケールトレインズの神業!? - GE Tier4 GEVO ET44 シリーズ -

 

 

本日もケンズレールロードに

お越しいただきありがとうご

ざいます。

 

さて今回も前回に引き続き

スケールトレインズ製の新

製品GEVO ET44シリーズ

のお話をさせていただきます。

 

「前回はアンテナの話が

中心やったからね」

 

そう、今回は主に外観の話を

させてもらうよ。 これがすごく

よくできているから話がいが

あるよ (^-^)

 

スケールトレインズ社は昨年、

Nゲージでもビッグブローを

いきなり超精密ディテールで

発売し、市場を沸かせました。

今回のET44シリーズは動力

車としては第2作目ということ

になります。

 

ビッグブロー同様の凝った

外観はもはや神業的なレベ

ルに入ろうとしているかも

知れませんね。

グラブアイアン類など各所のスーパーディテールが素晴らしい。

ハンドレールやステップエッジ、MUホースなど丁寧に彩色が施されている。

外観全体をよりリアルな印象

に仕上げるためには、一つ

一つのパーツの丁寧な作り

こみの積み上げしかないこ

とを見事に物語っています。

フロントフェースを取り囲む

HOゲージばりのグラブアイ

アン、ゆがみのないフラット感

とシルバーのサッシが嬉しい

4連キャブサイドウィンドウ、

サンシェードとリアビューミラー

も手を抜きません。

蝶番までしっかり再現された

小窓付きのノーズドアは彫刻

線による表現ではありません。

ウィンドシールド(フロントガ

ラス)は透明度に瓶底感が

でないシートタイプが選ばれ

ています。

この写真では向こうサイドで

よくわかりませんが、フロント

デッキのすぐ下にある赤いキ

ャップで表現されたバッテリー

チャージ用のコンセント(キャ

ップ)、フロントデッキステップ

エッジへの丁寧な色付け、

ダクトグリルにはウェザリング

で本物っぽいシャドー表現まで

なされてます。

 

「説明したなるところが

まんさいやねー(^0^)」

 

4本のワイパーが後付け別

パーツになっていることは昨今

珍しくないけどね、なんとその

支柱(ステム)が2本になって

いてブレード部の1本と区別

されて作られているNゲージ

ワイパーは初めて見たよ。

 

カプラーは自社製で、スプリング

がナックル部に直接作用する

高保持力タイプが採用されてい

ます。 使用していただくとわか

りますが開放するのに必要な力

が強く(開きにくい)、長編成で

重い車両や3重連、4重連で

牽引機同士が離れるのを防ぐ

効果が考えられます。 HO

ゲージではよく見られるカプ

ラーですが、Nゲージでは

珍しいと思います。

 

「めっちゃいろんなとこに

気がくばられてるやん (^^ 」

 

恐らく設計段階から、省略して

妥協することを極力排除した

んだろうねー。

 

今回のシリーズではBNSF機、

CSX機、CN機で2種類の排気

キャブ形状がラインナップされ

ています。

ルーフ上の排気管を囲むキャブが2種あります。

一つは写真左の角型(スクエア

ー)で、ユニオンパシフィック機

とデモ機は全種がこのタイプ

です。

写真右は斜型(アングル)で、

ノーフォークサザン機全種に

採用されています。

 

今回のET44シリーズには

全部で4種の機種あります。

また、各機種で2015年製造

機と2016年製造機が微妙に

作り分けられています(UP機

を除く)。

以下のフロントとリアの「集合

写真」( (^o^) )で各所の違い

を見比べてみてください。

 

「なんや間違い探しみたいやね」

 

今までに、ここまで細部にわた

って多数箇所の造り分けをした

メーカーはなかったんじゃない

かなー。

 

今回入荷したフロントノーズ5種。

「うわー、

みんなべっぴんさんやねー(^^ 」

 

お尻もかっこいいでしょ?

同じく5種のリア周り。

カナディアンナショナルの

ET44ACのみ、リアにも

ディッチライトが装備され

ておりちゃんと点灯します。

 

「CNはブラックでわから

へんけど、みんなダクト

グリルが上手にウェザ

リングされてるなー」

 

製品に最初からウェザリング

を入れるか入れないかは、

好みが分かれるところかも

しれないけれど、非常に

ナチュラルに仕上がっている

と思うよ。

厳密にはこれは、使用後

の汚れのウェザリングという

よりも、メッシュ部分の塗装が

途切れ途切れになっている

ことで新品時からシャドーっ

ぽく見えることを再現している

のだと思うよ。

 

「どっちにしても、めちゃ

手がこんでるわ。 」

 

うんうん、メーカーの思いが

しっかりとメッセージとして

伝わってくるよね。

 

昨年、ビッグブローを入手し

た折や、その後、デコーダー

の仕様についてスケールトレ

インズのスタッフの方々と

メールでお話をする機会が

ありましたが、皆さんには

非常に親切に対応していた

だきました。

これまで多数のメーカーに

メールを送ってきましたが、

その対応の仕方でなんとな

くそのメーカーの熱意や

体質がわかるように感じ

られます。

 

ここまで、製品の外観ディテー

ルについてお話をしてきました

が、その意気込みは恐らく今

回の製品の走行性能にまで

及んでいるものと思われます。

ボディを外して駆動系を確認

したわけではないのでこれは

あくまでも感触ですが、低速

からかなり滑らかになったよ

うに思います。

間違いなくNゲージ界の先頭

を走る技術レベルもさることな

がら、高い志をもったこのメー

カーが次に何を世に送り出し

てくるのか、ワクワク感と期待

で目が話せない状況になりま

した。

 

「つぎはぜったい

蒸気機関車やなっ! (^_^)」

 

あー、おじちゃんもそこに

期待しちゃうよー。

この感性で蒸気機関車を

造ったら・・・

と思うとゾクゾクするねっ!

 

最初の製品(Nゲージ)にビッ

グブローを選ぶファン目線の

メーカーだけに、蒸気機関車

の機種選定にもいやが応にも

期待がふくらみます。

 

最後に、今回のET44シリー

ズが収められている化粧箱

をご覧に入れて終わりたいと

思います。

ビッグブローと同じデザインでより小さくなった素敵な化粧箱。

「これやったら

ブラスモデルが入ってても

おかしないね (^o^) 」

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/