一足早い動く#4014。 ~ アサーン製Nビッグボーイにレストア機 ~ 

本日も

ケンズレールロードにお越し

いただきまして

ありがとうございます。

 

さて、

先日になりますが、

近々に発売されます

アサーン製Nゲージ

ビッグボーイのご予約受付を

遅ればせながら

開始させていただきました。

 

「一般向けメーカー発表では

7月の上旬発売いうことに

なってるみたいやけど

実際のところはどうなん?」

 

うん、確かにアサーン社の

ホームページには

「7月上旬予定」というような

記述があるけれど

早くても7月の下旬に

なるんじゃないかなと

おじちゃんはふんでるよ。

 

ご存知の通り、

これまでアサーン社は

Nゲージビッグボーイを

定期的に発売しています。

確か、前回は

2013年か14年であったと

記憶していますが、

間違えていたらすみません。

 

「ロードナンバーとかの

ラインナップは

毎回おなじなん?」

 

少しずつ増えているように

思うけれど、

特に今回発売の内容には

目玉製品があるんだよ。

 

「わぁー、しってるしってる、

ナンバー4014やろ?」

 

おーっ!

よく知っているねー(^0^)

英語読みでは

「フォーティ・フォーティーン」と

呼んでいるみたいだけれど、

今まさに動態に向けて

レストア中の

機体ナンバーなんだ。

 

今回のラインナップの中で

この#4014についてのみ

アナログ車も発売されます。

しかも、

テンダー種が2種あり

石炭仕様の

コールテンダー(Coal Tender)

と、

重油仕様の

オイルテンダー(Oil Tender)

が用意されています。

これらの外観がどのように

異なるかは、

お手数ですが

ケンズタウンの

ご予約商品ページで

ご確認ください。

 

さて、

実機の#4014のはなしに

なりますが、

2019年に予定されている

ユニオンパシフィック社(UP)の

動態ビッグボーイお披露目に向けて

急ピッチでレストアが

進行中とのことです。

UPでは、同社ホームページにて

定期的に簡単な動画つき状況報告を

掲載しています。

直近では、

先月5月31日付けの

「Forging Ahead with Big Boy’s Restoration

(ビッグボーイのレストア、鋭意進行中)」

です。

URL:

https://www.up.com/aboutup/community/inside_track/steam-update-5-31-2017.htm

スティーム・アップデート ビッグボーイ ”Forging Ahead with Big Boy’s Restoration”    ~ Union Pacific HP 05/31/2017  ~

第1回目と第2回目の報告は、

2016年8月11日と、

2017年2月1日で、

今回が3回目になります。

 

第1回では、

「Big Boy No. 4014 Restoration Begins

(ビッグボーイ、ナンバー4014、レストア開始)」

という題で、

#844(FEF)のレストアを凌ぐ

ビッグプロジェクトの開始を

詠っています。

URL:

https://www.up.com/aboutup/community/inside_track/august-steam-8-11-2016.htm

スティーム・アップデート ビッグボーイ ”Big Boy No. 4014 Restoration Begins”    ~ Union Pacific HP 08/11/2016  ~

その中の動画では、

レストアが行われている

ワイオミング州、シャイアン

(Cheyenne, Wyoming)の

ショップで

#844に押されながら

ターンテーブルへと

誘われる

レストア前の#4014の姿を

見ることができます。

 

「さすがはビッグボーイやね、

パイロットを

転車台から突き出したまま

回ってるわ! \(^o^)/」

パイロットを突き出して回るレストア前の#4014
~ Union Pacific HP 08/11/2016付 “Big Boy No. 4014 Restoration Begins” ~

うん、

ビッグボーイ級を

余裕を持って回すことのできる

ターンテーブルは

当時のアメリカでも

そう多くなかったと思うよ。

 

そして、

今年2月の第2回では

「With Disassembly Complete, Big Boy Fabrication Underway

(解体完了、ビッグボーイ製造進行中)」

と題して、

ボディ各所の分析や、

パーツ類の新規製作について

報告されています。

URL:

https://www.up.com/aboutup/community/inside_track/steam-update-2-1-2017.htm

スティーム・アップデート ビッグボーイ ”With Disassembly Complete, Big Boy Fabrication Underway”    ~ Union Pacific HP 02/01/2017  ~

#4014オリジナルのテンダーは

石炭仕様なのですが、

やはり

現代を取り巻く

様々な環境が考慮され

重油仕様に

変更されるそうです。

 

完全な動態を目指し、

現在は入手不可能な

多種のパーツ類は

全て

鍛造合金のバルク部材から

一つ一つ削り出すなど

新規製作されます。

「鍛造(フォージング:Forging)」

という手法は、

鋳造(Molding, Casting…)とは

異なり、

圧力をかけた状態で

合金を成型します。

合金の成分比が

鋳造品と全く同じであっても

内部の組織が異なるため

より強靭な性能を発揮

させることできます。

 

「むかし、

車の車輪用で

”鍛造ホイール”ゆうんが

もてはやされたことが

あったねー、BなんとかSとか (^_^)」

 

そうそう、

製造工程は

増えるけれど

より大きな力がかかる部品には

重要な製造手法なんだよ。

 

今となっては

部品全ての設計図面を

調達することができないため、

解体したボディ各所に

超音波分析器を使用して

部材の厚みなどを

計測しているそうです。

そのデータをもとに

まっさらのパーツが

生み出されて行きます。

部品製造用に入手された

鍛造合金バルク部材の総重量は

約1000ポンド(約454キログラム) 。

そこから作られた部品の

総重量は400ポンド(約181キログラム)

にも満たないそうです。

各所バルブ類や

ロッド類周辺の小さな部品まで

本当に手間がかかっていますね。

これらの部品が

全て完成すると、

いよいよ、

組み立て作業に

移って行くのだそうです。

 

実際に動く#4014を

見られるまでには

あと2年くらい

かかりそうですが、

今回のNゲージビッグボーイでは

一足早く

その雄姿が見られそうです (^o^)

 

ラインナップされている

製品種が

アナログ、デジタル含め

非常に多くなっていますので

ご予約の際には

ナンバーと仕様を

十分ご確認ください。

 

「ビッグボーイの

1、2ヵ月後には

チャレンジャー型も

出そうやから

しばらく目が

はなせへんねー(^-^)」

 

サウンドを楽しむもよし、

じっくり外観を楽しむもよし、

はたまた

動く#4014を先取りするもよし、

現代になっても

ビッグボーイの

カリスマ性には

かないませんね (^-^)

 

それではみなさま

また次回までさようなら (^0^)/