極めて東にある小さな村・・・。

本日もケンズレールロードに

お越しいただきまして

ありがとうございます。

 

さて、先日

某メーカー2社の

マネージャーさんと

少し立ち入ったお話を

させていただく機会が

ありました。

話といっても

もちろん会ってお話したわけではなく

メールのやりとりですが (^_^;

 

そのうちの1社では

今年中に

あるNゲージの

新製品発売を

検討しているとのこと。

そのラインナップの一つに

日本市場向けの

仕様を思案中

なのだとか。

わくわく。

 

実は、

この話をさせていただく

ほんの数週間前、

海外オークション上で

「おやっ?」

と思うことが

ありました。

以前は、

めったに登場しなかった

過去のその旧製品が

急に

それも多数

オークションに

上がり始めたのです。

「ん?

どこからか

同型新製品の発表でも

あったのか?」

と思い、

心当たりのメーカーHP

などを調べてみたのですが、

そのような情報は

見当たらず

不思議に思っていました。

 

で、

今回

そのメーカーから

話のあった新製品の

機体型式が

まさに

オークション上の

その型式だったのです。

北米では

どこからか

話が漏れたのか、

ローカルで

発表があったのでしょうね。

いずれにしても、

そのメーカーでは

今後の日本市場開拓に

期待を膨らませている

とのこと。

新大統領の

言動や

政策の流れに

敏感に反応したのか

どうかは

わかりませんが、

今まで、

彼らにとって

日本市場は

歯牙にもかけない存在

であったわけですから、

製品化が実現するかどうかは

ともかく、

目を向けてもらっただけでも、

大変嬉しいお話です。

 

ただ、

そんなやりとりの中で、

やはり彼らが

日本国内の

鉄道模型事情を

殆ど知らないということを

再認識させられ、

わかってはいたものの

落胆せざるを

得ませんでした。

 

そしてもう1社。

こちらは

新製品がらみでは

なかったものの、

やはり話が

日本国内製品のことへ向き、

アナログコントローラーの

話に。

これまた、

わかってはいたものの、

日本国内が

既にPWM方式主流に

なっていることはおろか、

PWM方式が

鉄道模型用に

存在していること自体、

やはり

ご存じありませんでした。

そこで念のため、

この手のパルス方式が

少なくとも北米には

既製品として

現存していないことを

確認していただきました。

 

北米では

全く馴染みの無い

アナログコントローラーの

パルス方式。

この理由はやはり

デジタル方式が

早くから立ち上がり

アナログコントローラーを

そこまで追求する

必要がなかった

ためなのでしょう。

また、

PWM方式自体、

出力波形を見れば

もはやアナログではない

とも考えられるわけで、

言ってみれば

PWM方式は

コントローラーの

「ガラパゴス型デジタル化」

なのかもしれません。

 

そして、

このPWM方式と

デュアルモードデジタル車の

相性にかかわる

日本国内の特殊な

混乱状況

(必ず壊れる?

アドレスが飛ぶだけ?

問題の無いデコーダー種もある?・・・)

については

もちろん

彼らは知る由も

ないことは

皆さん

ご推察の通りです。

 

けれども、

この機会とばかりに、

私は彼に

この特殊状況について

「なんとかならんかのー」

と、

力説しておきました・笑・

これで、

少なくとも

北米メーカー1社の

1職員は

日本国内の

コントローラーマル秘事情を

知ったわけです。

ただ、その時の

彼の反応はというと、

「海外の他の地区同様、

そのうち日本でも

デジタル化が

進むでしょうから

案ずることはありません。」

でした (^-^;

がっくり・・・。

 

この自分が投げてみた

極小の一石?(^^  、

なんらかの形で

波紋を広げるのか否かは

神のみぞ知る

ところでしょうが、

感触は...

やはり

極小です ・笑・

 

『同じ高さの陸地にある

いくつかの村の湧き水。

あるとき、ある村で

陸地が隆起しはじめました。

隆起した村の湧き水は

隆起していない村へと

流れ込み始めます。

隆起して高くなった村からの

湧き水の流れ込みを

防ぐために

隆起しなかった村に

できることは2つ・・・。

1つは、

一方的に流れ込む

湧き水を防ぐために

村の周りに壁を作ること。

もう1つは、

隆起する村と

同じ高さになるよう

自分の村にもこつこつと

土を盛って高くしてゆくこと。』

 

村人が

いつまでも安心して

湧き水を楽しむためには、

さて、村長さんは

果たしてどちらの策を・・・?

 

 

それでは皆様

また次回までさようなら(^0^)/