今日も
ケンズレールロードに
お越しいただき
ありがとうございます。
さて、それは先日のこと
蒸気機関車の
バランサー(バランスウェイト)
のことを考えていたら
違う方向の結論が
出てしまったという
お話です。
「おじちゃん、
そういうのわりと多いからなー 笑」
面目ない.../(^-^;
さてさて
ご存知のように
蒸気機関車は
蒸気の圧力を
車輪の回転に
変換して進みます。
丸い車輪に
回転力を与えるには
その中心から
離れたところに
力を加える必要があります。
よって、
メインロッドは
エキセントリック(偏心して)に
車輪と結合されています。
けれども、
そこで大きな問題が
発生します。
回転体に
質量的に偏った部分があると、
いわゆる物理的な
モーメントが
アンバランスになるため
回転数が上昇するにつれて
振動など
回転を抑制する力が
大きくなってゆきます。
これでは、
乗り物としては
不適当です。
スマートフォンなどの
お知らせ用
バイブレーション機能は
逆にこれを利用していますが。
この振動を解消する目的で
車輪のロッド取り付け部と
回転中心に対して
正反対の位置にウェイトが
装備されています。
ロータリーエンジンの
エキセントリックシャフトや
自動車の
ホイールバランサー
と同じ理屈ですね。
これによって
車輪全体としての
アンバランスが解消され
スムーズに
高速回転が可能と
なります。
突然話が飛びますが...(^-^;
「きたきた、
ここからやなー 笑」
一般に、
アンバランスなものは
自然界では致命傷に
なることがよくあります。
例えば生物です。
直線的に動く生物では
さほど問題にならないのですが、
ねじりやひねり、回転系の
動きをする生物にとっては
体のアンバランスは
重心の不安定さに直結し、
大なり小なり
俊敏さの邪魔になります。
これは、
物理的には
回転運動にかかわる
モーメントの
アンバランスの話です。
例えば、洗濯機。
洗濯物があまりに偏ったまま
脱水モードになると
高回転域に入って
振動がひどくなり
警報と共に停止してしまいます。
特に動物などでは
天敵から逃げるとき
また、
動きながら捕食するとき
このアンバランスは
命にかかわる問題となります。
つまり、
アンバランスでは
生き残りにくくなる可能性が
あるわけです。
「いやー
話が大げさになってきたわ」
外観がアンバランスな生物
と聞くと
自分はシオマネキを思い出します。
左右のはさみの大きさが
極端に違うカニです。
けれども、
カニは主に横歩きで
(カニによっては前後方向)
直線的に
移動しますので
アンバランスは
さほど障害には
ならないようです。
で、
人類が時代と共に
あらゆる意味で
進んでゆくと言うことは
車輪が
より高回転になってゆくことと
なんだか
似ているような気がします。
そして、
お気付きのとおり
様々な側面で
社会に
アンバランスなことが
目立ってきているのは
事実のように感じます。
それを放置したまま
時間が経過すると
やはり
争いごとや
事件の原因に
なることは
避けられないのでしょう。
ある意味では
前述の
モーメントの話と同様、
自然の法則に
かなった事態であるという
解釈も
できるのかもしれません。
けれども、
時代がいくら進んでも
人類が崩壊せずに
生き残るためには
やはり
車輪のバランスウェイトに
当たるものを探し、
それを駆使して
様々なアンバランスを
解消してゆかなければ
ならないでしょう。
人類が将来、
もしも、
異なる星や
異なる世界に
お邪魔することに
なったとき、
そこに
アンバランスであるにも
かかわらず
幸せそうに
微笑んでいる
多くの存在を見つけたなら
そこはきっと
それを乗り越えている、
また、
乗り超える術を知っている
素敵なところなのかも
しれないですね。
という結論になってしまった...
お話でした (^o^;;
「なんや
そういうめんどうなはなしに
なるぅおもてたわ。
ここは
鉄道の世界とちごたっけ? 笑」
毎度、申し訳ない <(_ _)>
それでは、みなさま
また次回までさようなら (^0^)/