本日もケンズレールロードに
お越しいただきまして
ありがとうございます。
さて今日は、
まーたまた光る工作です。
「やれやれ、おじちゃんは
小さい時から、プラモデルでも
透明部品が好きやったしなー(^^ 」
はいはい、
子供の頃、
1/32 ポルシェ935レーシングの
ヘッドライト点灯仕様が
好きで、やたら
点けたり消したり、
昼間さんざんやって、
夜になると、外に出て
また、点けたり消したり・・・ (^-^;)
さて、前回は
ウッドランドシーニックスの
LED素子パーツを
使った工作をお届けしました。
同社のLEDパーツの中には
前回使用した製品の他に
「ナノライツ(NANO LIGHTS)」
という商品があります。
コネクターと
リード線付の
微小なLED発光素子です。
色が「クールホワイト」や
「レッド」、点滅するものまで
あったりします。
それらを見つけたとき
自分はパッと
使ってみたい
対象が頭に浮かびました。
これは、以前に入手した
コンコー(Con-Cor)社の
製品です。
写真をご覧になって
もうお分かりですよね。
この製品では
屋上のライト、
またその両サイドの
クラシフィケーションランプが
全て赤い塗装のみ
なのであります。
それで自分としては、
例のCMでありませんが、
「やっちゃえー、おじちゃん!」
というわけです。
「えーーー、
ほんまに大丈夫なん?
こういうのするの
初めてやん!」
まぁーまぁー
上手も下手も
ご自由にご覧くださいませ。
まず用意したのが
赤いレンズ。
三色入り(赤、緑、琥珀)です。
サイズはいろいろあるのですが、
基本的にはHOゲージ用
なのでしょう、
この直径2.2mmが
自分の探した中では
最小でした。
この商品は
点灯用ではないため
見栄え(輝き)のため
裏にシルバーの
塗装が施してあります。
今回は
点灯させる目的のため、
このシルバーを
丁寧に取り除き
使用します。
工作に使用する材料は
およそ次の通りです。
この「ナノライツ」では
バルブタイプでは不可能な
サイズの素子
(約1.1ミリ X 0.5ミリ)
が高輝度発光します。
今回使用したのは
「JP5748 COOL WHITE 20mA」
です。
ワンケースに2つ入っています。
ポリイミドテープ(右端の茶色いテープ)は
某メーカー商品では
「カプトンテープ」として
販売されています。
ポリイミドという材料は
非常に高機能なので
以前の職場でも
頻繁に使用していました。
主に以下の3種の機能が
他の樹脂材料よりも
卓越しています。
1.高耐熱性
2.高絶縁性
3.低脱ガス性
これらの性能値は
実はメーカーによって
かなりバラツキが
あるのですが
低価格のものでも
工作用なら
十分な能力を発揮します。
(産業用の仕様を保証した
ポリイミドは非常に高価です)
アルミ製ダクトテープ(写真中央)
(Duct Tape)というのは、
キッチン用の隙間埋め
アルミメタルテープです。
アメリカの主婦さんたちは
「ダックテープ!ダックテープ!」
と言う方もいて
「アヒルテープ(Duck Tape)は
うちの店にはありません!」
などと
皮肉を言われたり
いたします・笑・
ではでは、
穴あけ作業から
スタートです \(^0^)
外から穴あけするのですが、
開けた先(内部)が
どうなっているのか
事前に確認しなければ
なりません。
今回は、非常に素直な
状況でしたので
マスキングをして
直ぐに穴あけ開始です。
写真をご覧いただくと
おーーー、
あっという間に
ピッタリレンズ!
です(まだ仮留めです)。
大したことではないのですが、
自分ですると
感動マックスなのです! \(^0^)/
穴を開けるときは
ドリル径を3段階で
使用しました。
貫通までの距離が
結構あるので
屋根側に出てしまわぬよう
細い径から真っ直ぐ
慎重に開けてゆきます。
実際のトンネルを掘るときも
細い先進導抗は
必須なのです (^^)
後になって
気が付きました。
できれば穴は
水平に開けるのではなく
若干下向きに斜めに
開けた方が良いのでは?
ということです。
その心は・・・、
屋根から透ける透過光を
できるだけ抑える
ため,
屋根側の肉厚を稼ぐためです。
なにしろLEDは
非常に明るい
(微小部からの光量が大きい)
ので
バルブより遮光が
大変なのです。
ただし、
あまり斜めに開けすぎると
ドリルがライトケースの
エッジに当たり
破損させてしまいますので
あくまで「少し」
ということで。
後で気が付いた!その2 (^^;
最初に赤に塗装されていた
ライト部分は
実はレンズの形をした
別部品でした。
ドリルで穴を開けるときは
この部品を取り除いてから
開け始めた方が
効率が良いかも知れません。
ただ、
接着力などで離脱させ
るのが大変な場合には
作業中に周辺を
傷つけてしまう可能性も
あるため、
判断は工作する方の
センスにおまかせいたします(^-^)
写真の右下が
今回の完成型ですが、
はっきり言って
すごーーーく
いい感じで
大喜びしました・笑・
「実物の写真にそっくり!」
と、
自画自賛状態です (^o^)
これが次は光ると
想像すると
さらに興奮!&わくわく。
「この程度の仕上がりやったら
既製品でいくらでも
あるやん! おじちゃん!」
やってみなきゃ
わからない気持ちって
世の中無限に
あるのだよー、フフ。
次回は、
いよいよ
LEDのセッティングと
点灯!!
であります。
それでは皆様、
また次回までさようなら(^0^)/
ちなみに,フィルターというのはこれです.
http://www.kkohki.com/Baader/astrosolar.html
望遠鏡の前にはって太陽をみてやろうという者なので直射日光以外は完全遮光といっても言い代物です.あくまでも端布をつかっただけで,模型用途にはハイスペックすぎです.
コーンフレークやポテチの袋でもいいかも?
接着剤の有機溶剤でアルミ層が露出するとLEDの足がショートするかもしれないので,私は黒い熱収縮チューブで足を絶縁しこのシートで「山崎ランチパック」みたいにLEDを挟み込んで普通のLED(100本900円@秋葉原)の足側からの光漏れを防ぎました.ペーパーモデルに仕込みましたが変な光漏れがなく,かなり良好です.
ブン太郎さま、コメントありがとうございます。
そうですね。
それは分野を問わずモデラーの方々に共通の
”ときめき”かもしれませんね。
なるほど、天体観測用の遮光用品とは存じ上げ
ませんでした。 勉強になりました!
選択肢は一つではないので、使用する素材の
遮光度合い、熱の拡散性、光を散乱する度合い、
凸凹へのフィット性、粘着剤の有無など、その
性質を考え、使用する場所の状況にマッチする
ものを選べばよいのでしょうね(^-^)
そんなことをつらつらと考える時間も、自分に
とっては楽しいひと時です。
>やってみなきゃわからない気持ちって
そうですそうです!中古で処分するとなると,二束三文になってしまいますけど,ちょっとした改造で自分が欲しかった機能が加わるとうれしいですよね!
自己満足といってしまえばそれまでですが,趣味たるもの人に迷惑かけなければそれが総てかと...
屋根板の遮光は,「アヒル」テープも良いのですが,私は2012年の金環日食のときに買った太陽観測用のアルミ蒸着シートの切れ端を使ってます.そこまで高性能じゃなくても100円ショップなどで売ってる緊急用保温シートでも良いかも知れません.あれなら,100円でN車両10000台分くらいとれます.