プロレス技ではないバックドロップ!?

今年もまた年末がやってきました。

そんな中でプライベート、或いは

もしかするとお仕事でシーナリーや

ジオラマの作成にお忙しい方々も

いらっしゃることでしょう。

 

一度でもそれらを実際に作成、

或いは作成しようと計画された方は

必ずや経験がおありだと思います。

「さて、背景はどうしよう・・・」と。

日本の風景ならいざしらず、

遠いアメリカやヨーロッパが

舞台として想定されていたら・・・。

 

一般的には線路から近いあたりは

実際のストラクチャーなどで

立体感を損なわない様

作製するのだと思います。

そして遠い風景には

絵画もしくは背景写真かもしれません。

 

実はこの背景或いは写真撮影の

時などに後ろに垂らす背景幕のことを

英語では「Backdrop(バックドロップ)」

といいます。

最近、各種スケールの鉄道模型用

バックドロップを作成・販売してくれる

新しく立ち上げられたお店を見つけました。

「バックドロップ・ジャンクション(Backdrop Junction)」

http://www.backdropjunction.com/home.html

というネットショップです。

中を覗いてみると、

基本的には山、街、農村、工業地帯などに

カテゴリーが分かれており、

様々なシーンで使えそうな風景が

並んでいます。

もちろんまだ十分とは言えない

部分もありますが、これからの販売が

うまく行けば当然シーンの種類が

増えるのだと思います。

山のバックドロップの例。

山のバックドロップの例。

山の背景は定番ですが、

なかなかアメリカの山となると

そう簡単ではありません。

特にロッキー山脈や

西部の岩肌などは

日本の国土で探しても

なかなか難しいかもしれません。

農村部のバックドロップの例。

農村部のバックドロップの例。

これらは北海道を探せば

どこかで撮影できる風景かも

しれませんが、農家などが

使用している設備が

やはり日本の物とは

異なるかもしれません。

街のバックドロップの例。

街のバックドロップの例。

街の風景は簡単なように見えて

実は難しいのではないかと

思います。  なぜなら自然の風景

に比べて奥行き(遠近)の設定が

あるからです。 一歩間違えると

違和感のある風景になって

しまいます。 そして、時代。

今は現代バージョンしか

ないようですが、将来はそれこそ

現代の技術を使って

30年代、40年代の

ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ

などの街並みを再現してもらえると

感動的です。

 

サイズは固定ではなく、

商品種により異なりますが、

横幅おおよそ1メートルから

9メートル、 高さは数十センチ

から1メートルくらいで

オーダーできます。

これは恐らく原画を投影拡大等して

印刷する装置の制約でしょう。

印刷されるシートの材質も、

ビニール系やポリプロピレン、高価な

キャンバス地まであります。

またビニール系とポリプロピレンでは

裏面に接着剤があらかじめ

塗布してあるもの(シール状)も選べ

るようです。

 

現在、ケンズタウンでは

画質、材質の実際、納期、梱包状態

など、そしてそもそもこのお店は

信用できるのか?・・・を調査するため

サンプル商品の送付を依頼しています。

もし皆様にも納得していただけるような

商品でしたら、随時お取り寄せを

承ることにしたいと考えています。

もしそうでなければ、

2度とこの話題には触れないかも

しれません(^-^;;)

お楽しみに。

 

それではみなさま、また次回までさようなら(^0^)/