満を持して正式発表 カトー社Nゲージ ビッグボーイ#4014

 

 

 

本日もケンズ鉄道にご乗車いただき

ありがとうございます。

 

「おじちゃん、ついにカトーさんから

 せいしき発ぴょうがあったねぇー (^^ 」

 

うんうん、カトー社がビッグボーイを作

るかもしれないって噂が流れたのが

2019年だったから、3年たって満を

持してって感じだね (^^ 

12月1日に正式発表があったカトー社ビッグボーイ#4014。 発売予定時期は
国内向けアナログ車が2023年の5月、サウンド付きデジタル車が同年7月となっ
ています。

この広告に写っているのはボディがグロ

ス(艶あり)仕上げになっている2019

年のプロモントリー(Promontory)仕

様ですが、カトー社から発売される

#4014は2021年以降のツアー仕

様とのことです。

カトー社が公表したビッグボーイ#4014の試作品(発売時の製品とは
仕様が異なる場合があります)。 シリンダーヘッドがシルバー色になるな
ど2019年プロモントリー仕様とは各所が異なっています。

「ほな、どんなとこがちがうん? 」

 

それじゃー、レストア直後の2019年

当時とは変化している2021年仕様

の秘密の4か所をこっそり教えてあげる

ね (^_^)

 

1つ目は、キャブ内の右側運転席の前

にPTC(ポジティブトレインコントロール)

の操作ボックスが設置されたこと。

 

「これでビッグボーイが衝突事故を

 おこすことはなくなったわけやね (^^

 

2つ目は、メカニカル系のための潤滑

油のリザーバータンクが拡張された

こと。

 

「ちょうきょりツアーではオイルが

 ぎょうさんへるんやねー。」

(標準コースのユタ州オグデンからワイ

 オミング州シャイアンまでは片道約

 700キロメートル)

 

3つ目は、新作のオリジナルビルダーズ

プレート(Builder’s Plate)が設置さ

れたこと(スモークボックス左側)。

 

「えっ、2019年には

 ついてへんかったん? 」

 

そうなんだよ。 というか、ついてはいた

んだけどね、それは#4001からの

複製品だっとそうだよ(ナンバー69572,

September 1941)

スモークボックス左側にあった#4014

のオリジナルのビルダーズプレート(ナンバー

69585, November 1941)は、退役

後の移送時(1962年)に盗難にあって

紛失していたんだって。

2021年の実物には新しく作り直された

ピカピカのオリジナルナンバーのプレート

が元の位置の左下に貼られているん

だよ。

今回のカトー社の製品にはきちんと

左側ビルダーズプレートが再現されて

いるけれど、残念ながら新しくなった

ナンバーまでは小さすぎて再現されて

いないと思うよ (^-^;)

(位置はスモークボックス(シルバー色

部分)左側下中央部付近。 上の

試作品写真にも写っています)

 

4つ目は、BigBoyチョークマーク!

 

「えっ? 2019年のにも

ついてたやん?

 

そうなんだけどね、これは塗装ではなく

本当にチョークで手書きされたものなの

で、雨が降るたびに流れちゃって、消え

かかるとフリーハンドで書き直されるそう

だよ。

だから、2021年のチョークマークは

厳密には2019年のものとは異なって

いるというわけさ b(^_^)

 

「ほな、よーみたらアサーンの

 ビッグボーイについてるんとは

 ちょいちごてるかもしれへんね (^^ 」 

 

アサーン製品をお持ちのみなさんは

カトー製品のチョークマークと比較し

てお楽しみいただけますね (^^

発売はこれからですが、ブロードウェ

イ社の#4014をご予約のみなさん

も同じくです (^^

 

「それ、めちゃくちゃ ”つう” な

 楽しみ方やん (^0^) 」

 

チョークマークは何度も手で書き直さ

れているって知っている人だけのお楽し

みだね (^o^)

 

話のついでだけれど、アサーン社製品

とは動力系がかなり違っていることも

カトー社製品の注目ポイントなんだよ。

カトー社が公表しているビッグボーイ動力部の製品分解図。 前後2つのエンジン
(8輪動力セット)はそれぞれ別のコアレスモーターで独立シンクロ駆動されます。

アサーン社製品ではボイラー内部に

モーターが1つだけ内蔵されており、

モーター両端のフライホイール付き回

転軸が前後エンジン(8輪動力セット)

それぞれのウォームギアを一括駆動し

ています。

一方、カトー社製品では前後エン

ジンそれぞれに駆動用のモーターが

搭載されており、それらをシンクロさせ

て車輪を回転させます。

 

「どっちがホンマにちかいんかなー?」

 

そうだねー、実物では前後のエンジン

がギヤでつながっているわけではない

から、前後エンジンの車輪の動きは常

に同一というわけではないことになる

ね。

そういう意味ではカトー社製品のツイ

ンモーター駆動の方がより実物に近

いと言えるのかもしれないね (^^

 

今日は、このほど正式発表されたカ

トー社製ビッグボーイ(2021年仕様)

について、実物の4つの秘密とともに

お話をさせていただきました。

 

「ツインモーターの走りを

 はよ見たいなー (^o^) 」

 

うんうん、期待は高まるね (^^

 

サウンド付きのデジタル車のみになり

ますが、ケンズタウンにて今月の25日

までご予約の受け付けをしております

ので、どうぞご利用くださいませ。

 

それではみなさま、

また次回までさようなら (^0^)/