本日もケンズ鉄道にご乗車いただき
ありがとうございます。
「おじちゃん、ついにカトーさんから
せいしき発ぴょうがあったねぇー (^^ 」
うんうん、カトー社がビッグボーイを作
るかもしれないって噂が流れたのが
2019年だったから、3年たって満を
持してって感じだね (^^
この広告に写っているのはボディがグロ
ス(艶あり)仕上げになっている2019
年のプロモントリー(Promontory)仕
様ですが、カトー社から発売される
#4014は2021年以降のツアー仕
様とのことです。
「ほな、どんなとこがちがうん? 」
それじゃー、レストア直後の2019年
当時とは変化している2021年仕様
の秘密の4か所をこっそり教えてあげる
ね (^_^)
1つ目は、キャブ内の右側運転席の前
にPTC(ポジティブトレインコントロール)
の操作ボックスが設置されたこと。
「これでビッグボーイが衝突事故を
おこすことはなくなったわけやね (^^
2つ目は、メカニカル系のための潤滑
油のリザーバータンクが拡張された
こと。
「ちょうきょりツアーではオイルが
ぎょうさんへるんやねー。」
(標準コースのユタ州オグデンからワイ
オミング州シャイアンまでは片道約
700キロメートル)
3つ目は、新作のオリジナルビルダーズ
プレート(Builder’s Plate)が設置さ
れたこと(スモークボックス左側)。
「えっ、2019年には
ついてへんかったん? 」
そうなんだよ。 というか、ついてはいた
んだけどね、それは#4001からの
複製品だっとそうだよ(ナンバー69572,
September 1941)
スモークボックス左側にあった#4014
のオリジナルのビルダーズプレート(ナンバー
69585, November 1941)は、退役
後の移送時(1962年)に盗難にあって
紛失していたんだって。
2021年の実物には新しく作り直された
ピカピカのオリジナルナンバーのプレート
が元の位置の左下に貼られているん
だよ。
今回のカトー社の製品にはきちんと
左側ビルダーズプレートが再現されて
いるけれど、残念ながら新しくなった
ナンバーまでは小さすぎて再現されて
いないと思うよ (^-^;)
(位置はスモークボックス(シルバー色
部分)左側下中央部付近。 上の
試作品写真にも写っています)
4つ目は、BigBoyチョークマーク!
「えっ? 2019年のにも
ついてたやん?
そうなんだけどね、これは塗装ではなく
本当にチョークで手書きされたものなの
で、雨が降るたびに流れちゃって、消え
かかるとフリーハンドで書き直されるそう
だよ。
だから、2021年のチョークマークは
厳密には2019年のものとは異なって
いるというわけさ b(^_^)
「ほな、よーみたらアサーンの
ビッグボーイについてるんとは
ちょいちごてるかもしれへんね (^^ 」
アサーン製品をお持ちのみなさんは
カトー製品のチョークマークと比較し
てお楽しみいただけますね (^^
発売はこれからですが、ブロードウェ
イ社の#4014をご予約のみなさん
も同じくです (^^
「それ、めちゃくちゃ ”つう” な
楽しみ方やん (^0^) 」
チョークマークは何度も手で書き直さ
れているって知っている人だけのお楽し
みだね (^o^)
話のついでだけれど、アサーン社製品
とは動力系がかなり違っていることも
カトー社製品の注目ポイントなんだよ。
アサーン社製品ではボイラー内部に
モーターが1つだけ内蔵されており、
モーター両端のフライホイール付き回
転軸が前後エンジン(8輪動力セット)
それぞれのウォームギアを一括駆動し
ています。
一方、カトー社製品では前後エン
ジンそれぞれに駆動用のモーターが
搭載されており、それらをシンクロさせ
て車輪を回転させます。
「どっちがホンマにちかいんかなー?」
そうだねー、実物では前後のエンジン
がギヤでつながっているわけではない
から、前後エンジンの車輪の動きは常
に同一というわけではないことになる
ね。
そういう意味ではカトー社製品のツイ
ンモーター駆動の方がより実物に近
いと言えるのかもしれないね (^^
今日は、このほど正式発表されたカ
トー社製ビッグボーイ(2021年仕様)
について、実物の4つの秘密とともに
お話をさせていただきました。
「ツインモーターの走りを
はよ見たいなー (^o^) 」
うんうん、期待は高まるね (^^
サウンド付きのデジタル車のみになり
ますが、ケンズタウンにて今月の25日
までご予約の受け付けをしております
ので、どうぞご利用くださいませ。
それではみなさま、
また次回までさようなら (^0^)/