本日もケンズ鉄道にご乗車いただき
ありがとうございます。
「おじちゃん、さいきんよう見る
MAERSK?ってなんなん?」
日本語では「マースク」って読むよ
うなんだけれど、これは会社の名前
でね、正式名称はA.P.モラー・
マースク(A.P. Moller Maersk)って
言うんだよ。
マースク社のホームページを見ます
と、同社が手掛ける業務の内容は、
「インテグレイティッド・コンテナ・
ロジスティックス」とあります。
つまりは、「総合コンテナ物流」と
いうことになりますね。
1904年に設立されデンマークの
コペンハーゲンに本部をもつ同社は、
コンテナの海運事業を柱に、世界各
国の港の管理、運営、また、空運、
陸運やその他様々な事業を大規模に
展開しています。

(MAERSK LINE)」の巨大コンテナ船。 その取扱量は、世界を
流通する全コンテナ数の実に17%に達するという。
「なんやこれ、めっちゃごっつい
船やねー (^0^) 」
マースク社は大小合わせて600隻
を超えるコンテナ船を全世界で運行
させてるんだって。
長さ12メートルを超える決して小
さくないコンテナが米粒のように見
えるね (^^
コンテナが見えるのは甲板上だけだ
けれど、実は船底にもコンテナが満
載なんだよ。

「赤いところは海の下で
見えへんのやね (^^ 」
こんな船を使って年間1200万個の
コンテナを輸送しているそうだよ。

「飛行機ももってるやん! 」
以前は、傘下にマースク航空(Maersk
Air)をもっていたんだけど、今は
合併して「スターリング航空」にな
っているんだって。
また、マースク社は、オランダに独立
法人の「APMターミナル社」をもっ
ており、各地の港から内陸への輸送サ
ービスを行っています。

「あっ、TTXのウェルカーや! (^^ 」
これは、バージニア州ポーツマス
(Portsmouth)にあるAPMターミ
ナル社の基地で、船から陸揚げされ
たコンテナがここから鉄道やトラッ
クで陸送されて行くんだよ。
(ポーツマスは、ノーフォークの
西隣、チェサピークの北隣にあ
る港町です)
こんなコンテナ輸送で世界随一を誇
るマースク社が、1990年8月
13日に、カリフォルニア州で広告
用映像の撮影を一日がかりで行いま
した。
そのときに、現地にいたクレッグ・
ウォーカー氏が撮影した写真がこれ
です。

「マースクカラー一色やねー \(^o^)/ 」
この日のために列車を用意したの
はサンタフェ鉄道で、先頭のGP
60M#146は、この撮影のため
だけに”マースク・ブルー・ウォー
ボネット”特別スキームを纏ったん
だよ。
(元はレッド/シルバーの「スーパ
ーフリート」スキーム)
場所は、カリフォルニア州スタイ
ンズヒル(ロサンゼルスの東約
100キロ)にあるケイジョンパス
(Cajon Pass)で、奥に見えるト
ンネルの上を走るのがインタース
テート高速15号線です。
マースク社の撮影班は線路わきに
陣取り、また、ヘリコプターから
の空撮も行われました。

運行されました。
写真には映り切っていませんが、
列車の後尾にはGP60M#144
が連結され、異なるアングルから
何回も撮影するために、列車を行
ったり来たりさせたようです。
鉄道を一日借り切って、塗装の変
更までサンタフェ鉄道にさせると
は、マースク社恐るべし! ・笑・
おかげで、つめかけた鉄道ファン
には大喜びの一日となったそうで
す。
マースクブルーのウェルカーとマ
ースクコンテナの特別列車は、カ
トー製品で再現ができますので、
どうぞお試しください。
「TTXでも走らせてなー (^o^)/ 」
うんうん、それ大事だよね ・笑・
地球規模でコンテナを運ぶ巨大組
織マースク、何かとても雄大で豊か
な度量を感じさせます。
たとえそれが160分の1サイズのマー
スクコンテナでも、手元にあると見るた
びにその雄大さをちょっぴりお裾分けし
てもらったような豊かな気持ちになれ
ますね (^_^)
今日は、世界の海と大陸で活躍す
る巨大企業A.P.モラー・マースク
社のおはなしでした。
それではみなさま、
また次回までさようなら (^0^)/