本日もケンズレールロードへ
お越しいただきありがとうござ
います。
それは、2017年の2月で
した。
ブロードウェイリミティッド社
のプロジェクトマネージャー
であるマットさんから一通の
電子メールが届きました。
「プロジェクトマネージャー
ってなに、おじちゃん?」
次にどんなものを製品として
出すかを決める責任者だね。
プロジェクトというのは、製品
にしようとするものについて
調査するところから、立案、
設計、製造、販売までの一連
の仕事全体のことになるかな。
そのメールは、日本の鉄道模型
界に関する簡単な質問でした。
アンケートというような型式ばっ
たものではなく、知り合いからの
相談のような雰囲気でした。
彼は、22歳のときに一年ほど
秋田県に住んだことがあるそうで
今後の日本市場に興味をもって
いたのです。
Nゲージの次期蒸気機関車に
ミカド(2-8-2)を考え中とのこと
で、どう思うかを聞いてきたの
です。
「やっぱり”日本”ゆーたら
”ミカド”なんかなー?」
国内メーカーもかつて初期の
製品化に選んだほどだから、
日本人に歴史的にも馴染み
深い蒸気機関車といえば、
やはりその筆頭はミカドかも
しれないね。 なにしろ、アメ
リカ型でありながら「ミカド」は
日本語だからね (^^
ちょっといじわるな考え方を
すれば安全策(安パイ)とも
言えるけどね(^_^)
メーカーにとってみると、販売
数を気にするとき、やはりでき
るだけ多くの鉄道会社が採用
した機種のほうが売りやすい
ということがあると思います。
その点、ミカド(車輪配置2-8-2
という意味で)は絶好の機種で、
アルコ、ボ(ー)ルドウィン、
ライマに加え、各鉄道会社の
ショップでも製造され、相当
数の鉄道会社で長年運行され
た実績をもつ超普及モデルです。
そのため外観や性能のバリエー
ションも数え切れないほど存在
します。
マットさんからはその他、
「日本ではサウンド付のモデル
が殆んどないと聞いているけど
本当なの?」とか、「日本のファン
は、アメリカの機関車には興味
がないの?」とか、やはり責任者
としてかなり悩んでいるようでした。
最初は日本市場について少し
自信なげな感じでしたが、最後
には、「きっといつか日本でも
サウンド付の良さをわかってもら
えるはず!」 と前向きになって
意思を固めたようでした。
この頃と言えば、既にPRR-T1
の製品化がアナウンスされてい
たと思います。
そのT1がようやく発売された
昨年の12月に、私はマットさん
に感謝のメールを送りました。
以前にもお話しましたように、
そのお返事の中で、次期ミカドの
試作サンプルの写真4枚を
見せていただいたのです。
ボディはダークグリーンで、
テンダー側面中央にはグレー
トノーザン鉄道の赤いロゴが
入っていました。
「公式発表前やったから
写真は公開できひんかったねー。」
そうなんだけどね、昨年から
海外オークションでカトー製の
かつての「ミカド」が急に出品
され始めたから、どこからかその
情報は漏れていたんだろうねー。
マットさんも情報収集のため
だから、こちら以外にもメールを
出していたんだろうしね。
というわけで、ブロードウェイ社
から先頃正式にミカドの製品化
アナウンスがありました。
メーカー発表の発売時期は今年
2019年の7月です。
(メーカー事情により大幅に遅延
する場合もございます)
機体デザインは、ヘビー(Heavy)
タイプとライト(Light)タイプの2種
で、ロードネームはライト型が
6種(B&O、CN、NYC/IHB、
PRR、SOU、UP)、ヘビー型が
(ATSF、CB&Q、ERIE、GN、
MILW、NYC/P&LE)6種と
なっています。
ロードナンバーは、「SOU
(サザン)」の1種を除き、ロード
ネームごとに2種用意されて
おり、全てのモデルに、パラゴン3
(Paragon3)サウンド付デュアル
モードDCCデコーダーが搭載さ
れています(アナログ車はありま
せん)。
「めっちゃぎょーさんの
鉄道で走ってたんやねー(^^ 」
車輪配置と言う意味では国鉄の
D50、D51、D52もそうだし、
何より元祖の9700形(1897年
ボ(-)ルドウィンから輸入)が
日本で活躍したんだからね(^^
ケンズタウンでは、今週より
ご予約の受付を開始する予定
ですので、どうぞお早めに
ご予約くださいませ。
「なんで早めがええの? 笑」
実はね、最近ブロードウェイさん
が、せかすんだよね ・笑・
ホームページにも書いてあるん
だけれどね、
「First Come, First Served」って。
つまり、予約は「早い者勝ち」だよ
ってね(^-^;
そう言われてしまうと、やはり
こちらも多少焦ってしまいます。
せっかくご予約のお申し込みを
いただいたお客様に、「もう受付
数が終了したのですみません」
とはできれば言いたくないです
ものね。
以前、同社は予約期間を決めて
その受け付数全てを製造してい
ました。
ところが昨年あたりから、事前に
製造数をほぼ確定しているよう
なのです。
恐らく、製造能率や製品化サイ
クルを改善するための手法なの
でしょうけれども、ショップとしては
やはり気持ち的にせわしなくなっ
てなってしまいます。
「それが作戦やて (^o^) 」
それがわかっていても、もしも
を考えるとやっぱり焦るもの
だよね (^^
おじちゃんは小心者だから、
ハハハー(^0^)
もしも、ご予約受付期間中に
メーカー欠品となりましても
できる限り確保できるよう
対策をして参りますので、
ロードネーム、ロードナンバー
をご検討後にご予約いただ
ければと存じます。
「お決まりの方は、
念のためやっぱり
お早めにお願いしまーす(^-^)/ 」
きっとマットさんは今、さらに
次の製品化モデルのことで
悩んでいると思うよー。
ちょっと様子を聞いてみるかな(^^
それでは皆様、
また次回までさようなら (^0^)/