本日もケンズレールロードへ
ようこそ。
遅ればせながら、新年おめ
でとうございます。 昨年は
大変お世話になりました。
また今年もどうぞよろしく
お願いいたしますm(_ _)m
さて、先日ケンズタウンの
方で4-4-0の車輪配置
をもつアメリカンタイプを発
売しました。
「あのセントラルパシフィッ
クのジュピターもあった
なー(^^ 」
そう、有名な1869年の記念
撮影で左に写ってる蒸気機
関車だね(ほぼ煙突だけ(^^ )。
アメリカンタイプは、とても
特徴のある外観で、独特
の懐かしい魅力を感じます。
西部劇を思い出す方もい
らっしゃることでしょう。
「ジュリアーノ・ジェンマ、
チャールズ・ブロンソンを
思い出すわ (^^ 」
古いことをよく覚えているね。
おじちゃんも西部劇は大好き
だったよ。 駅のシーンもよく
あったよね。
私とアメリカンタイプの出会
いは、かれこれ50年になり
ます。
幼い頃、恐らくは父が私のた
めに買ってくれた汽車セットが
あるのです。
実家からもってきたまま保管
してあったものを、この機会
にきれいにしてやりました。
昔のおもちゃのパッケージには
大抵、手描きの絵がありました
よね。 この絵を見ると幼少時
の匂いのようなものとともに特
別な気持ちになります。
興味本位で画像検索をしてみ
ますと同じ野村トーイの汽車セ
ットが出てきましたが、タイトル
の「ウェスタン」が英語表記に
なっており箱の形状も違うよう
です。 自分の持っているセット
のマイナーチェンジ商品の
ようです。
「パッケージを変えてまた
売り出したゆうことは
人気があったんかなー」
そうだねー、詳しいことは
わからないけれど、この頃の
日本では、アメリカの乗り物
が少年たちの憧れの的だっ
たようだから。
さて、中身の車両や駅ホーム
もきれいにして記念撮影です。
線路の表面が完全に錆びて
いましたので、細目のペーパ
ーで磨きました。 他のものも
水やエタノール水を使ってぴか
ぴかになりました。
写真の線路は全てをつないだ
状態で、オーバル幅にして
90センチほどです。
「線路のサイズとかはどれくらい
なん?」
測ってみると軌間が約18.5
ミリ強で、HOゲージより少し
大きい感じだね。 もしかすると
3/4インチ(19ミリ)というこ
となのかもしれないね (^^
さて、蒸気機関車です。
もちろん当時は、鉄道名や機
関車の種類などまるで気にせ
ず遊んでいたわけですが、さ
すがに今見ますとそういうわ
けにはいきません・笑・
「どうせおもちゃやから
適当な鉄道名とちゃうの?」
おじちゃんも最初はそう思
ったんだけどね、実は実在
の鉄道と機関車名なんだよー。
テンダーサイドのレタリング
「W&A RR」は、ウェスタン
&アトランティック鉄道で、
機体は、当時この鉄道で一
番有名であった蒸気機関車
「ジェネラル(GENERAL:
将軍)」です。
「ほんまー?
ほな、ボイラー横のGENE
RALの銘板もほんまの名
前なんやね! \(^o^)/」
びっくりだよね (^0^)
1855年に製造され、南北
戦争中に盗まれたことでも
有名なのだそうです。
W&A鉄道は、当時ジョージ
ア州アトランタから北北西に
約200キロのテネシー州チャ
タヌーガへ路線をもつ1836
年設立の政府所有鉄道でした。
「ジェネラル」は、その後何度か
化粧直しを受け、現在はジョ
ージア州の博物館に展示され
ています。 もちろん、これだ
け有名な蒸気機関車ですか
ら、既にライオネルなどから
製品化されています。
「ところで、このおもちゃは
どうやってつながってるん?」
それぞれの車両にはちゃんと
連結器がついているんだよ。
昔のHOゲージの連結器も
同じタイプでしたね。 連結
させるのは簡単なのですが、
外すのが慣れないとやっかい
です (^^;;
父親の持っていた部品ケース
に、ナックルカプラーに交換
後不要になったこのタイプの
連結器が山のように積んで
あったのを思い出します。
このセットの動力源はもち
ろん乾電池です。 当時は
当たり前のように身の回り
にあった単一型が4個使わ
れています。
「そう言えば、最近あんまり
みーひんねー、巨大な
タンイチ (^^ 」
そうだね、今はみな小電力で
機能するから単三電池ですら
あまり使わなくなったね。
小学生の頃、やたらライト類
が豪勢だった自転車がブー
ムになったことがありました。
中でも「エレクトロボーイ」と
いうモデルは大人気で、
自分はプラモデルまで作り
ました。 特にこの自転車の
テールウインカーは、明るく
左右へ点滅して流れる画期
的なものでした。
(最近になってこの手の発光
の仕方をする国産車を見かけ
るようになりましたが、自分は
いつもその自転車を思い出し
ます /(^-^) )
そのライト用の電池ボックス
には確かこのタンイチが8個
以上入っていて、友人宅で
驚いたことを覚えています。
さて、話を戻してこのパワー
パックですが、ボックスの端
に見える小さな白い取っ手が
方向切り替え用のスイッチに
なっています。 もちろん、
速度調整用のボリュームなど
はなく、一定速度で方向転換
するだけです。
「そやけど最近はアメリカの
鉄道をモデルにした子供用
のおもちゃてみいひんなー」
やっぱり時代なんだと思うよ。
計算してみて改めて感じる
けれど、1960年代っていう
のは、第二次大戦が終わっ
てまだ20年だものね。
当時は、鉄道だけではなく
車や飛行機(軍用)など
アメリカの乗り物もまた
少年の人気の的でした。
ともすると、それは敗戦した
ことの心理的影響のように
考えられがちですが、そう
ともかぎりません。
軍事色が強かったとはいえ
アメリカの乗り物は、戦前か
ら一部の子供たちには人気
のアイテムで、その時代、
情報源はどこであったのか
定かではありませんが、
形式名や各種性能を数多く
覚えている少年はさほど
珍しくなかったように父から
聞いています。
「そやなー、
ぼくらにとってはカッコええ
もんはカッコええ、ただそれ
だけやからなー (^^ 」
そうなんだよね、
カッコいいと思う気持ちは
なぜか歳をとらないからね
(^_^;;
今回ご紹介をしましたもの
とは、大きさが随分違いま
すが、4-4-0アメリカン
を「かっこいい!」と感じる
同士の方がもししゃいまし
たら、年齢を問わずどうぞ
Nゲージでもお楽しみくだ
さいませ。
それではみなさま、
また次回までさようなら(^0^)/