デュアルモードDCCに関しますご注意事項



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モデルトレイン・ケンズタウンはアメリカ(型)Nゲージ(1:160)鉄道模型を扱う通販専門のネットショップです。
(アーティテック(Artitec)、ミニカー(ブレキナ、プレミアムクラシックス)など一部HOスケール(1:87)製品もございます)




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Site Last Updated : 2024-12-10





当ストアにてご購入いただきました「デュアルモードDCC」搭載製品
をご使用になる場合には以下のご注意事項を十分ご確認ください。

ご注意事項に反しましたご使用方法にての不具合に関しましては恐れ入
りますが、ご返品及びご返金にはお応えできかねます。
何卒ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



「デュアルモードDCC」搭載製品ではアナログ(DC直流)コントローラー
(パワーパック)にて車両の運転が可能ですが、以下の内容をご確認い
ただき、ご了解をいただけます場合のみ当該商品のお買い上げを賜りま
すようよろしくお願い申し上げます。


1.アナログ(DC)コントローラーは電圧制御方式によります出力
  (速度)制御を精密に行っているものをご使用ください。

  1980年代以前に製造されました金属製筐体のNゲージ用とした
  コントローラーの中にはご使用に不適切な製品がございます。
  例)西沢工業(NISHIZAWA)製NP-3、Yaesu製(KATO)No.191 等

  Nゲージ専用では樹脂製筐体のコントローラーが一つの適正目安で
  す。
    2010年頃より市販がはじまりましたパルス幅変調方式(PWM)
  を含みますパルス系出力を採用したアナログコントローラーは、基
  本的にご使用をお避けください。
  パルス系アナログコントローラー製品が殆ど存在しない北米では、
  デュアルモードデジタル回路にパルス系アナログ信号が入力される
  ことは想定されていないからです。
  車両(デジタルボード)メーカーによりましては、問題なく運転が
  可能な製品もございますが、電子回路、相性等のメカニズムも含めた
  知識をお持ちでない場合には、絶対にご使用にならないでください。


2.出力用直流電流に照明制御(車両停止中も点灯など)、加速度(加
  速、減速)調整などの付加機能等が装備されているアナログコント
  ローラーのご使用はお避け下さい。 付加、重畳されている可能性
  のある信号、高周波等によりデジタル回路の誤動作、損傷を招く可
  能性がございます。

  ※付加機能用スイッチ、ボリューム等が無い場合、また、PWM制
   御方式の表示がない場合でございましても、加減速がスムーズにな
   る機能などが標準仕様で搭載されている場合がございますのでご注
   意ください。


3.DCC、或いはデュアルモードDCC搭載製品には、必ずしもサウ
  ンド(SOUND)機能は搭載されておりません。
  通常、サウンド付製品はDCC系の中でハイグレードバージョンの
  位置付けになります。
  サウンド非搭載DCC製品には、商品説明にてサウンド機能が無い
  旨、表記をさせていただきます。

  ※同一形式デジタル機でありましても「サウンド付」と「サウンド
   無」が製造されるメーカーもございます(インターマウンテン、
   アトラス、カトーなど)。 製品番号をご確認の上、ご購入くだ
   さいませ。


4.デュアルモードDCC車両を適正なアナログコントローラーで運転
  されます場合、電圧(スロットル)を上げていきますと、照明類、
  サウンド(サウンド付の場合)、動力の順に起動いたします。
  各機能の起動電圧はメーカーによりましてかなり異なります。

  例1) BLI(ブロードウェイ社Nゲージ):
      照明3ボルト弱、サウンド6ボルト強、動力8ボルト前後。
    例2) Athearn(アサーン社Nゲージ一部) :
      照明約7ボルト、サウンド約8ボルト、動力約11ボルト。
  例3) Bachmann(バックマン社Nゲージ):
      照明約4ボルト、サウンド約6ボルト、動力約6ボルト。

  ご使用予定のアナログ(DC)コントローラーの最大出力電圧(可
  変)が上記電圧に満たない場合、不動、もしくは性能の一部のみの
  動作となってしまいますのでご注意くださいませ。
  車輛運行用可変出力電圧の最大は12ボルト以上が適切です。

  ※最大出力電圧(可変)はコントローラー本体の仕様表記欄、端子
   付近、ACアダプター仕様表記欄、もしくは取扱い説明書をご覧
   ください。
   テスターなどでレールより直接測定していただいても結構です。


  以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
  2015年11月2日 店長 内山謙治




− 2016年12月29日追記 −

1.デジタル運転におきましては、レールと集電用車輪との接触状態が
  非常に重要になります。 メーカーによりましてその感度は異なり
  ますが、レール表面と車輪を常に清浄にした状態にて運転を行って
  ください。
  また、お座敷運転などレール下が平面でない場合には、微妙なレー
  ル面の凹凸やたわみ、うねりなどによりまして接触状態が不安定に
  なる場合がございます。 走行停止やサウンド停止が常に線路の同一
  箇所で発生する場合には、これらが原因によります通電不具合の可
  能性がございます。
  レールの汚れやレールの敷設環境を今一度ご確認ください。

2.デジタル車(サウンド付き、サウンド無し)の中には、一定の慣ら
  し運転が必要な場合がございます。 この場合、ギア等の機械的な慣
  らしではなく電子パーツなど回路の慣らしとお考えください。
  サウンドが一旦途切れた後再スタートする場合、走り出した後突然
  停止し再スタートを繰り返す場合などは、念のために時間と共に症
  状が軽減されていくかどうかの確認をお願いいたします。
  特に初期のデジタル車の中には、開封直後殆ど動かなかった車両が
  15分程度の連続慣らし運転により不具合が解消した例もございます。




− 2017年1月7日追記 −

  お手持ちのデュアルモードデジタル(DCC)車を国産アナログコント
  ローラー(パワーパック)にて運転されました際、何らかの不具合をお
  感じの方は、以下の項目をご確認ください。

1. 出力制御方式、または出力形態が適正でしょうか?
   原因:・出力変動の大きな1980年以前のコントローラー
      ・ノイズの入りやすいコントローラー
      ・PWM制御、高周波付加・重畳などのコントローラー

2. 線路、またはレール・車輪の清浄・敷設環境は適正でしょうか?
   原因:・汚れ、たわみ(坂など)・ゆがみ、ジョイント部など。

   ※ 特定メーカーのアナログ車で不具合の発生しない環境であり
     ましてもデジタル車でのみ不具合が発生する場合が多々ござ
     います。

3. 回路の慣らし、コントローラーとの相性に問題はないでしょうか?

   車両に搭載されていますデジタル回路内容はメーカーごと、また
   販売年でも異なっております。 ご使用のアナログコントローラ
   ーが仮にPWM方式でありましても、全てのデュアルモードデジ
   タル車で不具合が発生するわけではございません。
   誠に歯切れの悪い表現で恐縮ですが、パルス系の許容度の違い
   からくる「相性」が存在することも事実のようです。
   (出力制御方式とモーター種(コアレス型)などにも相性がある
    ようです)

4. コントローラーの最大出力(電圧等)に問題はないでしょうか?

   一般に、北米製動力車が動き始める電圧は国産製品よりもかな
   り高めになっております。 「照明は点灯するのに動かない」、
   という症状の場合にはこの原因も考えられます。


  現時点でお答えできます最良のアナログコントローラー選択方法は、
  以下の2通りになります。

 ・パルス系出力や付加機能をもたない電圧制御方式の国産アナログ
  コントローラーのご使用(天賞堂TS−1sなど)。
  (Nゲージ用旧製品の場合、入手が困難な場合があります)。

 ・北米製アナログコントローラーを昇圧コンセント(100ボルト⇒120
  ボルト)と共に使用。




− 2017年6月28日追記 −

1. 車両のソフトウェアリセット方法に関しまして

国産パルス方式等のコントローラー(パワーパック)のご使用で、デュ
アルモードDCC搭載車両のサウンドや走行性能に支障が生じました場
合、車両種によりましてはソフトウェアリセットにて回復する場合がござ
います。

現行のブロードウェイ社、スケールトレインズ社など多くのアメリカ製
デュアルモードDCCデコーダーの場合、デジタルコントローラーにて
CV8の値に「08」を設定(入力)していただくことでソフトウェア
リセット(工場出荷状態への復帰)を行うことができます。

【ご注意 その1】
既に各種設定値を入力済みの車両の場合、変更されたアドレス、CV値
など、ご購入後に入力されました全てのデータは工場出荷時の状態にリ
セットされますので十分ご注意ください。

【ご注意 その2】
デュアルモードDCCデコーダーのメーカーによりましてはソフトウェ
アリセット方法が異なる場合があります。
付属の取扱説明書やオンラインマニュアルなどをご参照いただいてリセ
ット方法を十分ご確認ください。
※CV値を変更される際は事前にそのCVナンバーとデータ値を一旦読
 み出し、メモされることをお勧めいたします。

【ご注意 その3】
車両の不具合が原因で、どのプログラムモードでもCV値が読み出せな
い場合は、CV値の入力も受け付けていない(リセットできない)場合
がございます。
ソフトウェアリセットで車両の不具合が解消しない場合、ハードウェア
リセットにて回復する場合がございます。
メーカーにより手法が異なることや、ボディシェルを外す必要があるこ
と、また、その際にシェル本体、シェル固定機能、回路基板、その他を
誤って傷つけてしまう恐れがあるため、どうしても当該作業をされる場
合にはあくまでも自己責任にてお願いいたします。


当ストアにてご購入いただきましたブロードウェイ社製、及びアトラス
社製車両に関しましては、ソフトウェアリセットで回復しない不具合車
両に対しましてもメーカー修理の受付をさせていただきます。
商品番号、商品名と不具合内容、不具合に至った経緯などを明記され
て、お問い合わせください。
※誠に恐れ入りますが、通常1ヶ月以上のお時間と、実費(国際送料、
 メーカー修理費用)、および手数料を頂戴いたします。
 お問い合わせ後にお見積もりを差し上げますので、価格、納期をご
 検討いただきご用命ください。(お見積もり後のキャンセルも可能です)。




− 2018年1月20日追記 −

以下は、こちらで確認済みのデュアルモードDCC車両に対応のアナロ
グコントローラー(純粋直流出力パワーパック)です。
※下記カトー製旧型コントローラー(2番、3番)はサウンドトラックス製
 TSUNAMI 2 デコーダーにはご使用いただけません(2021年7月13
 日加筆)。

1.天賞堂 TS-1
 ※現行TS−1sにモデルチェンジ致しました(2021年2月9日加筆)
天賞堂 Tenshodo TS−1

2.KATO No.22−012 スタンダードS
  (パルス方式スタンダードSXにモデルチェンジしたため旧製品となりました)
  ※サウンドトラックス製TSUNAMI 2 デコーダーにはご使用いただけません。

カトー KATO スタンダードS 22-012


3.KATO No.22−020 デラックス
  (以前の製品です)
  ※サウンドトラックス製TSUNAMI 2 デコーダーにはご使用いただけません。

カトー KATO デラックス 22-020